レオナルド・ディカプリオ、出演料9割減でも出た映画で初オスカーなるか?
『タイタニック』(97)で大ブレイクを果たし、『ディパーテッド』(06)、『インセプション』(10)など話題作に出演し続けているレオナルド・ディカプリオ。彼の出演料は、映画一本あたり平均2千万ドル(約15億6千万円)だそうだが、彼がそのわずか1/10に当たる200万ドルの出演料でも出演に応じた映画が、クリント・イーストウッド監督の『J・エドガー』(日本2012年1月28日公開)だったという。
「彼はCGIを駆使した豪華絢爛な映画に出て、巨額の出演料をもらうこともできるんだよ。だけど、彼はキャリアの中で色々違う仕事をしたいと思っているからね。ちょうど僕が映画監督として、いろんなタイプの映画を撮ってみたいと思うのと同じことさ」とクリント・イーストウッド監督がThe Hollywood Reporter誌に語っている。『J・エドガー』は製作費自体が350万ドル程度だったそうで、レオは予算を拡大させないために、通常より極端に少ない出演料でも出演に応じたという。
同作は、FBIの初代長官であり、同性愛者だったとも言われているJ・エドガー・フーバーの生涯を描いた伝記映画で、先頃、レオが特殊メイクで誰だかわからないほどの老け顔になっている写真が公開されて話題になっており、E!Onlineは「レオは同性愛シーンと老け顔シーンで初のオスカーを受賞するのではないか」と書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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