生田斗真&中谷美紀が牛車に乗って秋の京都に登場 「乗り心地はあまり良くありません(笑)」
紫式部が創出したと言われている、千年以上も昔に誕生した恋愛小説「源氏物語」にミステリー要素を加えた『源氏物語 千年の謎』(12月10日公開)。11月2日、本作の完成を記念し、撮影の地となった京都で、出演者の生田斗真、中谷美紀と、鶴橋康夫監督がワールドプレミアイベントを行った。
本イベントでは、国の重要文化財にもなっている平安神宮の應天門を特別にライトアップ。平安貴族さながらに、牛車に乗った生田と中谷が、華麗な和装に身を包んで登場した。牛車の乗り心地について、生田は「平安時代は牛車が主な移動手段だったと思いますが、乗り心地は・・・、正直あまり良くありませんでした(笑)」と本音を漏らすも、「乗っている時は身が引き締まる思いでした。撮影中も使われたものなので、とても懐かしかったです」と心境を明かした。牛車に初めて乗ったという中谷は、「外から牛車の中は見えませんが、中からは良く見えるんです。人の秘密をのぞき見るような不思議な気持ちがありましたね。自分(紫式部)が書いた物語の稀代の貴公子、光源氏とふたりきりで乗っているかと思うと、ドキドキしました」と照れた表情を見せた。1895年建立の平安神宮で、映画のイベントが行われるのは史上初となり、生田は「イベントもなかなかできないであろう国の重要文化財で、このような席を設けることができて大変光栄です」と感謝を述べた。
その後、京都市内の映画館、TOHOシネマズ 二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都で行われたワールドプレミア試写会にサプライズで登壇。同日に京都市内3ヶ所で連続して舞台挨拶を行うのは史上初の試みとなった。撮影期間中、京都に長く滞在していた生田は、「“ただいま”という気持ちで今日を迎えています。京都の方々にいち早くお見せすることができ、大変嬉しく思っています」と喜びを語り、中谷は本作について「こんな時勢だからこそ特に、皆さん愛国心の高まっている時期かとも思います。この作品を見て、日本に生まれて心から良かったと心から思えました」と思いを語った。生田は「日本が誇るべき『源氏物語』を京都から世界に発信することができて嬉しい。世界中の人に見てもらい、日本の美しさを再確認してもらいたい」と、千年前に同地で誕生した「源氏物語」を、時を越え、秋の京都から世界に向けて発信した。【Movie Walker】