『ミロクローゼ』がLAで上映! 山田孝之「チャンスがあれば、自分も世界に出たい」
「オー!マイキー」の石橋義正監督10年ぶりの長編作品『ミロクローゼ』(2012年公開)が11月11日、第1回LA EigaFestのオープニング作品として上映された。アカデミー賞の会場として名を馳せたチャイニーズシアターで、主演の山田孝之と石橋監督がレッドカーペットを歩き、その後の上映では詰めかけた大勢の観客から賞賛の拍手を浴びた。単なる海外映画マーケットの一つとしてではなく、一般のアメリカ人観客に受ける“EIGA”を紹介したいという本映画祭の考えを体現する形となった。
観客の熱い思いを感じた山田は、「日本だけでなく、世界に視野を向けていけば、より良い“EIGA”作りにつながっていく。チャンスがあれば、自分も世界に出たいと思います」とさらなる飛躍を誓った。来場していた日系人俳優も「最近のアメリカでは、日本人役ですら中国・韓国系の俳優が演じることが多く、上映でも韓国映画に押されているので、今日、チャイニーズシアターで日本の“EIGA”が上映できたことは大変嬉しい」と熱く語り、日本映画の海外進出を願っていた。
3月の香港国際映画祭を皮切りに、20を超える映画祭を回り、遂にハリウッドに進出した本作は、11月末にはオーストラリアの映画祭への出品も決定、海外配給のオファーも多数届いているという。日本公開は2012年内ということなので、楽しみに待ちたい。【Movie Walker】
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