『ステキな金縛り』大ヒットの理由は?三谷幸喜監督が阪神・和田豊監督にヒットの秘訣を伝授

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『ステキな金縛り』大ヒットの理由は?三谷幸喜監督が阪神・和田豊監督にヒットの秘訣を伝授

10月29日に公開され、既に興行収入27億円、入場人員220万人を突破、4週連続興行収入ランキング1位を記録し、本年度日本映画No.1を目指す『ステキな金縛り』(公開中)。本作の大ヒット御礼大阪舞台挨拶が11月22日、TOHOシネマズ梅田で行われ、三谷幸喜監督が登壇。スペシャルゲストとして“関西の監督”といえばこの人という、安芸キャンプを終えたばかりの阪神タイガース・和田豊監督が駆けつけた。

ふたりは三谷監督が1つ先輩となる同じ日本大学の先輩後輩の間柄。以前、スポーツ紙上で和田監督が「三谷監督にならって“ステキな優勝”を目指したい!」と宣言しており、それに応える形で三谷監督から「来年は和田阪神を応援します! 一度でいいから共同監督をさせて!」とエールを交換していた。この日、初対面を果たしたふたり。「場違いでは」と緊張気味の和田監督は「まさに『ステキな金縛り』状態。アットホームでコミカルな三谷監督の作品を勝負の時に見るとほっとします。特に古畑任三郎シリーズは大好きでDVDも持っています。主役も脇役もそろって成り立つのは映画も野球も一緒ですね。ここのところ(阪神タイガースは)5、6年優勝から遠ざかっていますが、来年は皆さんが喜んでいただけるような試合をして優勝をつかみ取りたいです」と声高らかに宣言。三谷監督へ「是非、甲子園に始球式にいらしてください!」とラブコールした。

本作に出演し、大の阪神ファンだという西田敏行に「これから和田監督とお会いする」とメールをしたという三谷監督は、「本当に羨ましがっていらっしゃいました! 僕と和田監督は身長もほとんど一緒ですし、日本シリーズの監督も一試合くらいならしても良いと思っていますよ。阪神の選手もこの映画を見て、モチベーションを高めて、来年は優勝をつかみ取ってください!」とエールを送った。映画大ヒットの秘訣を「映画は細かいカットの連続で、どのカットにも自分の全てを注ぎ込んで、その積み重ねが一つの映画になります。それがヒットに通じるのではないでしょうか。現場ではチームワークが大切で、皆がいつも楽しい気持ちでモチベーションを保てるように気を配っていて、そこは野球にも通じるんじゃないかなと思います」と語った。

阪神のマスコットキャラクター、トラッキーとラッキーも応援に駆け付けたほか、「和田監督にふさわしい役は?」という問いに三谷監督が「端正なお顔なので武士! でも落武者じゃないですね。チームで何かをするのが好きなので、野球チームの話も良いですね」と答えるなど、にぎやかで和気あいあいとした舞台挨拶となった。【Movie Walker】

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