琉装の仲間由紀恵がバーチャルな男装の仲間由紀恵と対面!
NHK BS時代劇を3Dで映画した『劇場版テンペスト3D』(2012年1月28日公開)のバーチャル製作発表が、11月28日に六本木ニコファーレで開催。主演の仲間由紀恵、谷原章介、高岡早紀と共に、3Dホログラム映像のバーチャル仲間由紀恵が登壇。実物の仲間扮する真鶴と、バーチャルの仲間扮する男装した孫寧温とが対面するという斬新なイベントにゲスト陣も大興奮した。
原作は池上永一の歴史小説。舞台は19世紀の琉球王国で、仲間扮する主人公・真鶴は、孫寧温という一人の男として生きる運命を背負い、波乱万丈の人生を送っていく。真鶴の琉装で登場した仲間は、「長く携わってまいりました『テンペスト』を、『劇場版テンペスト3D』として大きな迫力あるスクリーンで見ていただけることになりました。ドラマとはまた違う迫力をもった劇場版を楽しんでください」と挨拶。
仲間は、ホログラム映像の寧温と対面した感想をこう述べた。「いやあ、寧温の凛々しい姿を久しぶりに拝見できました。でも、皆さんに見ていただきましたが、私からは何も見えていなくて。入念なリハーサルをして臨みましたが、無事に息が合って良かったです」と安堵の表情。W仲間由紀恵の共演をモニターで見ていた谷原は、「本当に手の上で炎が盛り上がるようになっているのを見て感動しました」とコメント。高岡は「寧温さんに会ったのは久しぶりだし、今回、真鶴さんとは初対面でした」と笑顔で語った。
本作で3D映画を初めて見たという仲間は、「すごい迫力で、奥行きもあって。首里城のたくさんの龍がうなり声を出しながら向かって来る姿は怖くて、メガネを外したくなるくらいでした」と笑顔を見せた。高岡も「まるでその場にいるかのごとくの迫力でした」と興奮しながら言うと、谷原も「本作は3D映画にぴったり。一大叙事詩で、僕らは10話のドラマで1個作ったけど、それが凝縮されても何の違和感もないです」と本作をアピールした。
男の政争や女の嫉妬など、次から次へと襲いかかる困難に立ち向かっていくヒロインを、仲間がたくましく演じる『劇場版テンペスト3D』。首里城で大規模なロケを敢行した本作は、ゴージャスな王朝時代の様相や、艶やかな衣装、美しい琉球舞踊なども目一杯堪能したい。【取材・文/山崎伸子】