遠藤保仁、今野泰幸、中村憲剛、楢崎正剛が声優初挑戦で『名探偵コナン』に登場
シリーズ累計400億円を記録する、劇場版長編アニメーションの16作目『名探偵コナン 11人目のストライカー』(2012年4月14日公開)と、2012年に20シーズン目を迎えるJリーグがタッグを組むことがわかった。Jリーグがアニメ映画とコラボするのは、Jリーグ設立以来、初めてのこと。Jリーグは本作製作に当たり、ロケーションハンティングや映像撮影などに全面協力し、さらには実在のJクラブや選手らが登場するなど、コナンをサポートしているという。
本作はシリーズ史上初、サッカーが題材だ。サッカースタジアムを舞台に巻き起こる事件に、名探偵コナンが謎の解明に挑む。コナンが居候する毛利探偵事務所に突然かかってきた脅迫電話。犯人からの挑戦状=謎の暗号の解読に挑むコナンたち。実際のJリーグの選手やクラブが登場し、スタジアムが事件現場となる。これまでに数々のピンチをサッカーのテクニックで乗り越えてきたコナンが、スタジアム、サッカー関係者を巻き込む事件の謎に迫るほか、本格的なサッカーシーンにも注目したい。
コラボ企画第一弾として、日本代表でも活躍する遠藤保仁選手、今野泰幸選手、中村憲剛選手と、2010Jリーグ最優秀選手賞受賞の楢崎正剛選手が本人役(Jリーガー役)として登場し、声優に初挑戦する。コナンが大好きだという今野は「自分が『名探偵コナン』の映画に出られるなんて、最高に嬉しいです。アフレコを一生懸命頑張って、良い思い出にしたい」と語った。遠征時にはDVDを持参するほどコナンが好きという楢崎選手は、「声優は初挑戦なので、楽しんでやりたいと思います。映画に出演できることはとても貴重な経験なので嬉しいです」とコメント。アフレコ初挑戦に不安を見せる遠藤選手は、「コミックスもアニメも、映画も毎年、いつも見ているので、本当に嬉しい」と、喜びを語った。「コナン君の映画に出るのが夢だったので、楽しんでアフレコをしたい」と意気込む中村選手は、「4選手の中では楢﨑さんが一番声が良いので、声優がうまいのではないかと思います」と予想。今野選手は「4選手の中では自分が一番、アフレコが下手なんじゃないかと心配」と心境を明かした。
原作者の青山剛昌は、「やっとこの企画が来たかって感じです!(笑) 原作やテレビアニメじゃ、たまにサッカーものはやってたけど、映画じゃ、まだだったので! しかも、実在のJリーガーとコナンが共演するなんて夢のようだ」と興奮気味だ。本コラボレーションでは、製作協力にとどまらず、映画イベントへの現役選手の出演、Jリーグ試合観戦企画、Jリーグ及びクラブ限定グッズ製作、さらにはゴールデンウィークにおいて様々なコラボイベントを行う予定となっている。【Movie Walker】