今年も賞レース参戦のレオナルド・ディカプリオ、役選びの秘訣は?

映画ニュース

今年も賞レース参戦のレオナルド・ディカプリオ、役選びの秘訣は?

残念ながら受賞には至っていないものの、最近では『アビエイター』(04)、『ディパーテッド』(06)、『ブラッド・ダイヤモンド』(06)、『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』(08)でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート(アカデミー賞は2作品のみ)され、今年もアメリカ連邦捜査局(FBI)初代長官ジョン・エドガー・フーヴァーを演じたクリント・イーストウッド監督作『J・エドガー』(日本2012年1月28日公開)で、またもや同賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオ。演技力もさることながら、『インセプション』(10)など賞レースに関わる話題作ばかりに出演しているレオナルドが、役選びの秘訣を語った。

MTV.COMなどによれば、実在の人物やシリアスな役柄を演じることが多いレオナルドは、「ジャンルには全くこだわっていない。たとえば、今までやってなかったから、次はコメディにしようとか、SFにしようとか、そんなプランは考えてなくて、自分が興味を持ったり、やってみたいと思う役をやっているだけなんだ。興味がわいて、リサーチも一杯することになるような複雑なキャラクターが好きだ」というレオ。

かつては大ヒット映画『タイタニック』(97)のジャックのイメージからなかなか脱却できなかったことで、同作に出演したことについて後悔の念を口にしていたレオだが、今回は「今まで出演した映画はどれも満足しているし、役柄に疑問を持ったことがない」と語っているのは、役者として揺るぎない自信を持ったからに違いない。

それもそのはず。マーティン・スコセッシ監督、スティーブン・スピルバーグ監督をはじめ、クリント・イーストウッド監督、クリストファー・ノーラン監督など巨匠たちからのラブコールが絶えないレオは、今後も『ロミオ+ジュリエット』(96)のバズ・ラーマン監督と再タッグを組んだ、F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」(25)の映画版『The Great Gatsby』(全米2012年12月25日公開予定)、『Django Unchained』(全米2012年12月25日公開予定)、『The Low Dweller』(公開未定)、アメリカ合衆国第26代大統領セオドア・ルーズベルトに扮する『The Rise of Theodore Roosevelt』(公開未定)など話題作への出演が目白押しだ。興味深い役どころのオファーが殺到し、それを自分で選べることそのものが大スターの証といえるだろう。

アカデミー賞のノミネートも確実なエドガー・フーヴァー役で、悲願の主演男優賞受賞を成し遂げるのか? 今年も大いに注目されている。【NY在住/JUNKO】

作品情報へ

関連記事