原田知世が大泉洋を“理想の夫No.1”と太鼓判!?

インタビュー

原田知世が大泉洋を“理想の夫No.1”と太鼓判!?

原田知世と大泉洋が主演の心温まる人間ドラマ『しあわせのパン』が、1月21日(土)より北海道先行公開、1月28日(土)より全国公開される。この作品は、北海道の月浦でカフェを経営する水縞夫婦と、そこへやってくる様々な客との交流を描いた物語だ。今回、カフェを営む水縞夫婦を演じた原田と大泉に、映画の魅力と撮影の裏話を聞いた。

妻を一途に愛する夫の水縞くん役を演じた大泉は、「とても可愛い物語と、人間の悲しさのようなリアルなエピソードが程良く上手に描かれていて、良い作品だなと思いました」と、作品の率直な印象を語った。妻・りえさんを演じた原田は、「監督が、愛情を注いで思いを込めて書かれた脚本であることが、セリフ一つ、一つから伝わってきました」と、監督の熱い思いを感じたようだ。

これまで、テンションが高く、コミカルな役を多く演じてきた大泉だが、今作では口数少なく、妻を支える優しい夫を見事に演じている。そこには、女性である三島有紀子監督ならではのこだわりがあったそうだ。「僕の顔の表情をとても気にしてくださる監督は初めてだったので、新鮮でした。『もうちょっと可愛く映ってほしいんだよなー』って、僕には少し難しい要求でしたね(笑)」と大泉。原田も、「本当にこの映画を見た女性が、大泉さんのことを理想の旦那様だと思うような、そこに向かって最初から演出されていたんだなっていうのがわかります」と語った。「何とか理想の夫No.1(笑)」と、照れ笑いする大泉だったが、「なりますよ!(笑)」と、原田は理想の夫No.1だと太鼓判を押した。

劇中で一緒に洗濯物を干したり、料理をしたりと素敵な夫婦を演じている原田と大泉。今回初共演となったふたりだが、初対面のそれぞれの印象はどうだったのだろう?「初めてお会いした時、僕にしてみたら、やっぱり知世さんは映画スターですから、緊張してとにかくいっぱいしゃべったのを覚えていますね(笑)」と、俳優の先輩を前に緊張をしていたという大泉。一方、原田は大泉の明るさが現場を和ませたと語る。「大泉さんが撮影現場に入ると、みんなから笑顔がこぼれるんです。みんなを楽しくさせる天才だと思います。いろんな美味しいお店にも連れて行ってくれたりして、おかげでみんなすぐに仲良くなれました」。

本作で見逃せないのは美しい四季の景色だ。季節によって変わる洞爺湖の自然を撮るため、撮影は春、夏、秋のシーンと、冬のシーンを2回に分けて行ったそうだ。「映画って一回で撮影が終わっちゃうけど、この作品はもう一回会えるっていうのが嬉しくて。その間、すごく待ち遠しかったです。会った瞬間に、久しぶり!って感激して、冬のシーンの撮影はさらに楽しかったです」と、大泉は当時を思い出しながら感慨深く語った。原田も「全くその通りです。指折り数えて、やっと現場に帰れるぞっていう感じで。光石研さんの収録は秋の撮影で終わってるのに、光石さんも来れば良いのに!って話してました(笑)」と話し、ふたりは当時を思い出し、笑みがこぼれていた。

壮大な自然を舞台に、様々な登場人物のドラマが綴られる本作。優しい夫婦の穏やかな田舎での生活に、きっと多くの人が癒しや憧れを感じるはずだ。原田と大泉がどんな夫婦を演じているか、是非劇場で確かめてほしい。【トライワークス】

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