原田知世&大泉洋、ネタばれトークに、くす玉の台が転倒の爆笑舞台挨拶
心がほっこりと温かくなる映画『しあわせのパン』の初日舞台挨拶が1月28日、渋谷のシネクイントで開催され、原田知世、大泉洋、三島有紀子監督が登壇。大泉は、転倒してきたカンパーニュのくす玉の台に驚いたり、まさかのネタばれコメントをしたりで、原田知世や監督、観客を大爆笑させた。
『しあわせのパン』は、東京から北海道に越してきた夫婦が、パンカフェを営みながら、いろんな人と触れ合っていくという感動作。北海道では先週、先行公開され、記録的ヒットというスタートを切った。原田は北海道の人の印象をこう語った。「北海道は大泉さんのホームタウンってことで、若い方から年配の方まで、もしかして大泉さんのご親戚?ていうくらい目が温かったことが印象的でした」。大泉も「北海道の人たちは、確かに僕に対して、どっか親戚の甥っ子的な気持ちがあるんでしょう。東京だとちやほやしてくれるけど、北海道だと、家の甥っ子が綺麗な嫁さんを連れて来た、みたいな感じがあって。でも、どっちの空気も好きです」と語った。
北海道でのロケの思い出について大泉は、「2011年、冬の撮影の時、りえさんが『ずっと見ててね』って言うシーンがあって。あれ、ネタバレ、思い切りしちゃいましたけど」と、大事なシーンについて暴露すると、「え? 言っちゃうんですか?」と目を丸くした三島監督。原田は笑いながら「ハハハ。忘れてもらって」とフォローすると、大泉は「ネタバレってのは、そんなに影響しないんです。僕は別に謝る気もないですから」としれっと開き直り、会場は大爆笑に。
また、その後も大泉は「15年くらい前に、僕が仕事を始めたばかりの大学時代に、札幌にキャンペーンでいらした知世さんを直撃したことがあって。その時、撮らせてもらった写真を僕の事務所が見つけてきたんですが、『俺の知世』と書いてあって。それがテレビで放映され、ツイッターでもかなりささやかれました」と苦笑い。原田は「あの放送の後、大泉さんから一切メールが来なかったので心配しました」と笑顔で語ると、大泉は「あれ見つけたマネージャー、首にしましたから」と激白。さらに、カンパーニュのくす玉のひもを引っ張った瞬間、台が大泉めがけて転倒したりと、大わらわな舞台挨拶となり、会場は大喜び!
最後に原田は「月浦という場所でいろんなことを感じ、自然からも人々からも食べ物からもたくさんの栄養をいただき、それがそのまま映画に注がれた気がします」と締めくくった。確かに見れば心が解きほぐされるし、スクリーンから美味しいパンやコーヒーの良い香りが漂ってきそうな本作。ハートウォーミングな映画を見た後は、ゆったりとカフェで過ごすことをおすすめしたい。【取材・文/山崎伸子】