『僕等がいた』の吉高由里子が生田斗真に重大発表!?
人気恋愛コミックを生田斗真と吉高由里子共演で2部作として映画化する『僕等がいた』(前篇3月17日、後篇4月21日公開)。本作の完成披露イベントが六本木で開催され、生田と吉高が三木孝浩監督と共に登場。寒空の下、集まったファンたちに、ゆっくりと握手しながらカーペットを歩き、ファンたちの心を温めるサービスをたっぷり行った。
高校生から24歳までの約7年間の切ない純愛を繊細に描いた『僕等がいた』。初共演となった生田と吉高は、撮影当初から息ぴったりで、三木監督も「まだ付き合う前のシーンの撮影なのに、モニターを見ているこっちが嫉妬するぐらい仲が良くて、抑えた芝居をお願いした」と話すほど、息ぴったりの演技を見せていたようだ。ふたりはお互いの印象を聞かれ、生田は「前からテレビとか映画とかで拝見して魅力的だなと思っていたし、バラエティとかでは、ちょっと不思議ちゃんなのかなと思っていましたが、お会いしたらすごく賢くて優しい。元気のないスタッフさんとかを見つけると、トコトコ寄っていって、茶化しながら元気づけていたりした。お芝居も技術や経験があって、僕自身刺激をもらいました」と話した。吉高は「生田さんは本当に豪快な人。笑い声も豪快。それにどんな人にも平等な愛情で接していて、すごく学んだ部分でもあり、惹かれた部分でもありました」と撮影中の生田の様子を語った。
作品は、3月17日(土)公開の前篇、4月21日(土)公開の後篇の2部作として公開される。高校生から24歳までを演じた生田は、「7年間の人生の話なので、キャラクターの成長を確実に見せていこうというのがテーマでした。映画を見て、同じ時間を過ごして成長過程を感じてもらいたいですね」とコメント。一方の吉高は、「7年という期間をやったのは初めてだし、7年間ずっと同じ人を好きでい続ける役も初めてでした。私は高校が通信制だったので、この映画で大掛かりな経験をさせていただきました」と撮影を楽しんだようだ。
原作は小畑友紀のロングセラー恋愛コミック。この作品ならではの魅力的なセリフは、映画でも登場する。イベントでは、それぞれがお気に入りのセリフの場面のシーンが流れ、生田は吉高演じる七美の「好きだバカ」。「好きとバカっていう言葉は同居しないはず。だけど、七美にとってバカっていう言葉が最大限の愛情表現になるんですよね」と恋愛分析。また吉高が選んだセリフは、生田演じる矢野が七美に言う「最後にもう一回チューしよっか」。吉高は「これ今、斗真くんに言ってほしいですか?」と会場に向けると、会場は大盛り上がり!そして、生田が映画さながら「最後にもう一回チューしよっか」というセリフを口にし、寒い中、立ち続けているファンたちを熱くさせた。照れる生田を横目に、「カイロ、要らないね」と吉高。三木監督も「僕、男ですけど『うん!』って言いそうになった」と会場を笑わせた。
もうすぐバレンタインということから、吉高は「今年は渡したい人がいる。この『僕等がいた』のニュースより大きくなっちゃうかもしれないです」と重大発表を予感させた。生田が「良いの!?」と心配する中、「この場を借りて発表します」と吉高の口から発表されたのは、「生田さんにプレゼントがあります。でもバレンタインキスでも手作りでもありません。私の気持ちです」と、共演した生田への感謝のプレゼントだった。大きな箱を手にした吉高は「生田さんて、音楽が好きなイメージがあったので、持ち運びができる大きさのスピーカーです」と生田にプレゼント。生田は「謹んで受け取ります。やった! ありがとう、嬉しいです」と吉高に感謝した。吉高も「何かジラしてごめんなさい」とキュートな笑顔を見せた。
最後に吉高は「撮影を終えて、ナレーション部分をアフレコ収録した時、一番最後の文を言い終わった時、この作品が終わった感じがして、まるでタンポポが飛んでいっちゃうような喪失感を感じました。でも、これからイベントとかやっていくので、皆さんに見ていただけるよう頑張っていきたい」と今後の宣伝活動にも意欲満々。生田も「この映画の中には運命、奇跡とかいっぱいでてきます。運命って、じっと待ってるものじゃなくて、もし付き合っている人がいたら、ふたりで動いて運命を動かすもの。そして奇跡が起きる。3月の公開まで、彼氏、彼女がいない人は頑張って作って、一緒にデートで見に行ってほしいです」と、バレンタイン前の女子たちにエールを送った。イベント終了時、空からはたくさんのハート型の紙吹雪が舞い落ち、会場のファンたちを映画のようなロマンティックな世界へと誘った。【取材・文/鈴木菜保美】