アンジェリーナ・ジョリー、ブラッドの結婚発言に「ちょっと大げさ」
ブラッド・ピットがこのほど、ハリウッド・レポーター誌と米CBSテレビのインタビューで、すぐにでも結婚する考えがあるような発言をしたが、アンジェリーナ・ジョリーが「ちょっと大げさに誇張されすぎている」とブラッドの発言に一石を投じている。
ブラッドはインタビューの中で、「子供たちに結婚のことを聞かれる機会が増えて、プレッシャーが増している。『指輪を買ってママにプロポーズして!』と子供たちに言われて約束してしまった」と発言。子供たちに結婚を先延ばしにする理由を説明できないとなれば、結婚秒読み宣言したも同然で、メディアの注目は一気にビックカップルの結婚話に集中した。
しかし現地時間29日の日曜日に行われた全米映画俳優組合賞授賞式に、『マネーボール』(11)で主演男優賞ノミネートのブラッドと共に出席したアンジェリーナが、ピープル誌のインタビューに対して、「あの発言は実情とはちょっと違って誇張されすぎているわ」と答えると、ブラッドが「そうだね、僕の責任だね」とあっさりアンジェリーナの意見に同調。近々に結婚する可能性を否定する形となった。
もともとあまり私生活を口にしなかったブラッドだが、昨年も「50歳で役者を引退する」と発言したことで、「2年後に引退か?」と騒ぎ立てられてコメントを修正したほか、アンジェリーナを持ち上げるために、元妻ジェニファー・アニストンとの結婚生活がつまらなかったととれるような発言をしたとして物議を醸し、「意図と違うように解釈された」として訂正した経緯がある。トークが得意でないことに加えて、正直すぎるがゆえに、あまり後のことを考えずに思ったことをそのまま発言してしまう傾向にあるようだが、今回の一件は少々事情が違うのではないかと言われている。
スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリングら主演のロマンティックコメディ『ラブ・アゲイン』(11)のDVD発売を記念して、離婚経験のあるイギリス人男女2000人に対して再婚願望についての調査を行った結果、47%の男性が再婚を希望しているのに対して、女性はたった20%だったという。ハリウッドセレブと一般人の感覚は必ずしも同じではないが、一度の離婚経験を持つブラッドの方が結婚願望が強く、二度の離婚暦を持つアンジェリーナはあまり結婚には積極的ではないことが伺われたというのが、今回の一連の発言から関係者たちが受けた見解のようだ。
もしかしたらブラッドは、子供たちから具体的なプレッシャーをかけられていることを公にし、自らの結婚願望を示すことで、アンジェリーナの気持ちを少しでも早く結婚に向けさせたかったのかもしれない。しかし残念ながら、あっさり自らの発言が誇張されすぎていたことを認めたことで、また結婚が遠のいてしまった感がある。いずれにしても結婚のイニシアチブは、完全にアンジェリーナの手中にあるようだ。【NY在住/JUNKO】