マドンナ、監督作から娘の出演シーンを全面カットしていた!

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マドンナ、監督作から娘の出演シーンを全面カットしていた!

マドンナが、長編監督デビュー作『ダブリュー・イー(原題)』(日本今秋公開)で長女ローデスを女優として起用しながら、編集の段階で娘の出演シーンを全てカットしていたことが明らかになった。

マドンナが同作で、アビー・コーニッシュの少女時代をローデスに演じさせるということは以前から報道されていたが、映画が完成してみれば彼女は出演しておらず、あれは単なる噂だったのかと思っていた人もいるはずだ。しかし、やはりマドンナは娘の出演シーンの撮影を済ませていたのだそうで、編集の段階で彼女のシーンは必要ないと思い、自らの手で削除したという。

「ギリギリになって、ローデスを引っ張り出したのよ。私がしたことや、彼女にさせたことを考えると、公平じゃなかったと思うわ。彼女は本当に素晴らしかったのよ。だけど、私は彼女のシーンを映画の中から抹殺してしまったの。冷酷よね。彼女には『ごめんなさい。あなたを撮ったフィルムは、編集室の床の上に切って落とされたわ』と言った。彼女は冷静に受け止めてくれたわ」とマドンナはMTVに語っている。

また、マドンナは、元夫のガイ・リッチー監督との結婚生活が『ダブリュー・イー(原題)』を撮るきっかけになった、とニューズウィーク誌のインタビューで明かしている。「私は実存的な問いに直面していたの。それは、結婚生活が長くなると、誰もが抱く疑問。『完璧な愛って何だろう?』ってね。最初の頃は全てが素晴らしくて、結婚相手は完璧で、自分も完璧なの。だけど月日が経つと、欠点がはっきり見えてくる。その時に『私はどこまで自分を犠牲にできるのだろう?』と思うのよ」とマドンナは語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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