本当はこんなに官能的!? 女性監督が放つエロス満載の大人のための童話が登場

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本当はこんなに官能的!? 女性監督が放つエロス満載の大人のための童話が登場

グリム童話やイソップ童話など、現在、老若男女に読まれている童話には恐ろしい描写が潜んでいる、なんて解説本が流行したこともあった。では、子供には決して目に触れさせたくない性的な部分はどうなのだろう?という疑問が抱いたのかどうかはわからないが、そんな視点で幾つかの童話を再構築したのが2月18日(土)公開の『禁断メルヘン 眠れる森の美女』だ。

本作は「眠れる森の美女」と「雪の女王」という2つの物語をベースにしている。美しい姫へと育ったアナスタシアが、魔女から「16歳で死ぬ」という恐ろしい魔法をかけられてしまう。ところが、3人の妖精たちによって「100年の眠りの後、16歳で目覚める」と魔法が修正され、彼女は100年間、夢の世界を冒険し、そして16歳で目覚めるのだが、というストーリーになっている。

少女だけが想像しうる儚くも幻想的な世界が描かれ、その中に美しく官能的なシーンが盛り込まれる。メガホンを握るのは『ロマンスX』(98)や『処女』(01)など、女性の性を描いてきたフランスの女流監督カトリーヌ・ブレイヤ。もちろん、本作でも彼女ならではの感性で、少女の性を描き出している。純粋さとその裏にある残酷さ、そんな二面性に満ちた物語は、もちろん性的な面もあるが、美しい文学として目に映るはずだ。【トライワークス】

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