ジュード・ロウ『シャーロック・ホームズ』で来日！「どんどん成長していきたい」続編への意欲明かす

コナン・ドイルの小説をアクション満載のエンタテインメントにアレンジした人気シリーズ第2弾『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(3月10日公開)でジョン・ワトソン役を演じるジュード・ロウが来日し、2月15日にパークハイアット東京で記者会見を開催。前作『シャーロック・ホームズ』以来、2年ぶり7度目の来日を果たしたジュードは、「コンニチハ！ 美しい国の美しい都市に、新作を引っさげてまた戻って来られて、とても嬉しいです」と挨拶した。

ロバート・ダウニー・Jr.演じる個性たっぷりの名探偵シャーロック・ホームズと、頼もしい相棒であるジョン・ワトソンの名コンビがスクリーンに復活！全米で昨年12月に公開され、現在までに1億7000万ドルの興行収入を記録、世界興行収入でも4億ドルを突破する大ヒットとなっている。ユーモアに満ちた掛け合いが炸裂し、名コンビぶりも進化した本作。遂にホームズの宿敵、モリアーティ教授が登場して、コンビは歴史を操作しようとする彼の壮大な企みに挑むことになる。

史上最強のコンビを組むロバートとは、一作目からぴったりと気が合ったという。「ロバートとは仕事をするにつれて仲良くなって。今回は一作目でできなかったアイデアをお互い持ち込んで、楽しんで撮影をしたよ。僕とロバートの友情もワトソンとホームズのように、忠誠心が高くて頼もしい、そして複雑なものだよ」と盟友との仲を明かした。マスコミ陣からロバートに子供が産まれたことについてコメントを求められると、「産まれたの!? 先週!? もうすぐだとは思っていたけど。知らなかったな。友情はこれで終わりだな(笑)。でも、良いニュースだね！ メールしなきゃ」とおどけながらも、喜びを隠せない様子だった。

スタイリッシュなワトソン像を作り上げたジュード。「これまでの映像化作品により、ワトソンは年をとっていて、のろまというイメージができていた。きちんと原作に立ち戻って解釈をして、それを覆すことが大事だった。原作のワトソンは、軍人で英雄的なイメージもあるからね。そして、伝統を守ると同時に自分の勇気と新鮮さを持って挑んだんだ」と役作りのこだわりを告白。また、ワトソンのスタイルを位置づける衣装についても「ワトソンの衣装は、ツイードのスリーピースといった伝統的なものにしようと決めて。今や着こなせば着こなすほど、自分の体になじんでくるツイードのファンになったよ」と笑顔で語った。スーツと共にワトソンの特徴といえば、口ひげと帽子だが、アクションもスケールアップした本作では「今回は闘いのシーンが多くて、『帽子はどこだ、帽子はどこだ』と、いつも帽子のことを気にしていたよ(笑)」と茶目っけたっぷりに撮影を振り返った。

早くも続編の製作が噂される本シリーズ。「二作目を皆さんが見て、『また見たい！』と思ってくれたら、是非やりたい。日本での公開にかかっているのかもね(笑)。どんどん成長していきたいと思っているし、このスタッフ、キャストと仕事をするのが大好きなんだ」とシリーズへの愛着を語り、続編への意欲を明らかにした。

親日家としても知られるジュード。明日はジャパンプレミアに出席して自信作をアピールしてくれる。ワトソン同様にセクシーでスマートな彼の姿に、たくさんのファンが魅了されるに違いない！【取材・文/成田おり枝】