第84回アカデミー賞授賞式直前ファッション予測!
現地時間2月26日(日)に開催される第84回アカデミー賞授賞式を前に大いに盛り上がるのは、受賞者(作)予測とファッション予測だ。世界でも指折りのルックスとスタイルを誇る美女たちが繰り広げる、華麗なファッションショーとも言えるレッドカーペットで当日のファッションを楽しむ前に、ピープル誌がセレブのファッションを予測している。
まずはファッションアイコンのアンジェリーナ・ジョリー。『マネーボール』(11)で主演男優賞ノミネートのブラッド・ピットのパートナーとしてだけでなく、プレゼンターとして出席することが決まったアンジェリーナには、左肩だけの片ひもタイプで、ソフトなボディコンシャスのドレスというお気に入りのシルエットのドレスがあるが、今回もお得意の片側の肩ひもタイプに、きらびやかなメタリックゴールドのヴェネクシアーナのドレスか、昨年のゴールデングローブ賞で好評を博したグリーンの長袖タイプで、オーガンジーが施されたタダシ・ジョージのドレスを着てくると予想しているようだ。
お次は『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(3月31日公開)で助演女優賞ノミネートのジェシカ・チャスティン。歴代の助演女優賞ノミネート者は、伝統的なデザインではなく、ユニークなデザインのドレスを選ぶ傾向にあることから、ジェシカはこれまでの各賞でも身に着けていたメタリック系のドレスで、華やかなゴールドに同系色の大胆な刺繍が施されたナイーム・カーンのドレスか、もしくはジェシカお気に入りのグリーン系で、エンドウ豆色のカルメンマークバルボのVネックのカットアウトのドレスが、スレンダーな彼女を引き立てるドレスとして選ばれるのではないかとふんでいる。
同じく『ヘルプ 心がつなぐストーリー』で主演女優賞ノミネート、強敵である『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(3月16日公開)のメリル・ストリープを打ち負かすのではないかと期待されているヴィオラ・デイヴィスが、各賞にノミネートされていた際に身につけていたファッションを見てみると、アクセサリー、ネックライン、シルエットに多様性が見られる。しかし、大きな賞の時は必ず派手目の色のドレスを着ている傾向があるようで、ピンクに赤もトライしたヴィオラが唯一着ていないオレンジ色のファン・カルロス・オバンドの逆Vラインのドレスか、片ひもタイプのクリストフ・ジョスのグリーンイエローのドレスが有力視されている。
『マリリン 7日間の恋』(3月24日公開)で主演女優賞ノミネートのミシェル・ウィリアムズは、これまでの傾向を考えると、お気に入りのジェイソン・ウーの赤いドレスで、首が小さく丸く開いたカップ型の袖に大の黒いレースをあしらったドレスが有力視されている。しかし、最近は少々嗜好を変えていることから、上半身はノースリーブの黒い花の模様のレースに、大胆な白の花柄をあしらった黒のふんわりしたスカートタイプのナイーム・カーンのドレスも候補になっているが、いずれにしてもレースと花がモチーフになり、肌の露出が少ないことは間違いなさそうだ。
アカデミー賞の常連で、今回はプレゼンターとして出演するペネロペ・クルスは、2010年にダナ・キャランのドレスを着て以来、好評を博しており、今回もダナ・キャランを着るとなれば、白黒のエッジの利いた太腿を露出したファッションが有力視されているが、赤好きで有名なペネロペが、今回も赤を選ぶとなれば、上半身はビスチェ、下半身はふんわりした緩やかなAラインのロレーナ・サーブのドレスを選ぶ可能性も高そうだ。
そして、何を着ても、間違いなくセクシーで目を引くと評判の高いファッションアイコンのハル・ベリー。今回も肌の露出が期待されているが、肌のトーンとマッチするきらびやかなゴールドで、胸元やウエストが大胆にカットされたズハイル・ムラドのドレスか、彼女が好きなショッキングピンクの片ひもタイプのラルフ・ローレンのサテン地のドレスを着てくるのではないかと予想している。
『ドラゴン・タトゥーの女』(公開中)で主演女優賞ノミネートのルーニー・マーラは、これまで作品のイメージを重視した白か黒のエッジの利いたカットアウトのデザインのドレスを多く着用していたが、アカデミー賞でもその路線は変えずに、エッジの利いた黒のミニスカートにオーガンジーをまとったタイプのドレスを選ぶと考えられている。ルーニーお気に入りのプラバル グルンのドレスは、胸元がV型に大きく開き、ウエスト部分に大胆なスリットが入ったドレスか、ブリトニー・スピアーズも御用達のシェーン&ファルグニ・ピーコックによる、丸首とカップ型の袖に胸元にカットの入ったタイプのドレスが有力視されている。
作品賞ノミネートの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(公開中)に出演し、同作を紹介する予定になっているサンドラ・ブロックのファッションは、ヴィンテージからモダンスタイルまであまり固定されていないため、予測が難しそう。そのため、デコルタージュのイエローカラーのバジル・ソーダのドレスか、バッジェリー・ミシュカのデザインによる、胸元に青緑系のラメがちりばめられた1920年代風のドレスを着てきても、誰も驚かないだろうと予測。つまり予測不可能なお楽しみが待っているというわけだ。
夫のトム・クルーズがプレゼンターとして登壇することから、レッドカーペットに同席すると考えられているケイティ・ホームズのユニークなファッションにも期待が寄せられているが、ロレーナ・サーブによる上半身が長袖のメタリックシルバーに黒のドレスを着れば、ケイティの名を知らしめることにはなるものの、今回、ケイティは上半身が4重の皮ひもで、両腿の前にスリットが入った黒のサッチン+バビで太腿と肩を露出し、大胆かつセクシーさで勝負すると見られている。
色・形までどんぴしゃとはいかないが、お洒落なセレブたちがどこまで予想を裏切ってくれるのか、受賞式当日が待ち遠しい。【NY在住/JUNKO】