イクメンのマット・デイモンが2児の父を好演『幸せへのキセキ』の公開日決定
2006年にイギリスの動物園を買い取り、妻とふたりの子供たちと共にそこに移り住んだイギリス人ジャーナリストの実話を基に映画化した『幸せへのキセキ』(原題『We Bought a Zoo』)。本作の日本公開が6月8日(金)に決まり、劇場用ポスターが初公開された。
本国版ポスターとは打って変わって、愛娘を肩車する主人公ベンジャミン・ミーの優しい眼差しが印象的なポスター。ベンジャミン・ミーを演じるのは、『ボーン』シリーズ、『ヒア アフター』(11)のマット・デイモンだ。マット・デイモンは、私生活でも1人の養女と、3人の娘を持つハリウッドきってのイクメン。そして慈善活動家としても広く知られ、劇中でも2児の父親として家族と向き合う姿を好演している。
『ザ・エージェント』(97)、『あの頃のペニー・レインと』(01)、『バニラ・スカイ』(01)のキャメロン・クロウ監督が、失った人を忘れるのではなく、深く愛し続けながら、悲しみから立ち直る主人公の姿を描き出す。マット・デイモンは本作について、「僕が演じた主人公は奥さんを亡くしたばかりで、14歳と7歳のふたりの子供がいるんだけど、家族がばらばらにならないように頑張るんだ。深い絶望の中で、彼はボロボロになった動物園を買う。親であることは、僕にも通じるところがある」と語る。キャメロン・クロウ監督は「これは、人生におけるセカンドチャンスについての作品でもあり、わずかな喪失感と深い悲しみを喜びにする作品でもある。それに映画を見た後、少しでも心に残る作品になっているよ」と自信を見せる。
最愛の妻を亡くしたベンジャミン、息子と娘は未だに悲しみと混乱の中にいた。仕事を辞め、新しい場所で新しい人生を始めようと郊外に家を買ったベンジャミンだが、そこには閉鎖中の動物園というオマケがついていた。ベンジャミンは経験も知識もないなか、ある思いを胸に動物園の再オープンを決心するが、慣れない事業にトラブル続出。莫大な修理費などで資金も底をついてしまう。だが、彼は飼育員や地域の人々、そして亡き妻からの贈り物に支えられ、再び家族、仲間と共に人生の冒険へと立ち向かう。
マット・デイモンのほか、『それでも恋するバルセロナ』(09)、『アイアンマン2』(10)など様々な役を演じる実力派女優スカーレット・ヨハンソン、今最も旬の若手女優『SUPER8 スーパーエイト』(11)のエル・ファニングや、『サイドウェイ』(05)のベテラン俳優トーマス・ヘイデン・チャーチらが出演。音楽は今年のサマーソニックにも出演が決定したシガー・ロスのヨンシーが担当し、希望に満ちあふれた感動の軌跡を紡ぎ出す。【Movie Walker】