アンジーの右脚がローマ法王、ヒトラー、ダース・ベイダーにまで波及!? キャリアへの影響は?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
アンジーの右脚がローマ法王、ヒトラー、ダース・ベイダーにまで波及!? キャリアへの影響は?

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アンジーの右脚がローマ法王、ヒトラー、ダース・ベイダーにまで波及!? キャリアへの影響は?

第84回アカデミー賞のプレゼンターとして参加したアンジェリーナ・ジョリーが、アトリエ・ヴェルサーチのドレスのスリットから大胆に露出させた右脚は、ツイッターアカウント@AngiesRightLeg(アンジーの右脚)上だけでなく、メディアの間でさらなる話題を振りまいている。

レッドカーペットと授賞式の壇上で、自信満々に右脚を露出したアンジェリーナだが、授賞式が行われた2月26日に限れば、@AngiesRightLegのツイッターフォロワー数はたったの27人だった。それが3月1日時点で3万8000フォロワーという驚異的な数に達している。

常にメディアを騒がすアンジェリーナとあれば納得の数字かもしれないが、残念ながら、その内容はあまり良いものではなく、どちらかといえば笑いものとして思わぬ方向に発展していることがフォロワー数増殖の原因となっている。

日本人から見ると、細身のアンジェリーナの体型にはあまり違和感がないどころか、女性たちの羨望の的かもしれないが、豊満がお好きなアメリカ人(特に男性?)にとってみると、アンジェリーナの「鶏のような脚」「腕かと思ったら脚だった。筋だらけで気持ちが悪い」そうで、これまでにパロディ画像が何百にも及んでいるという。

特にブラッドと一緒に写ったレッドカーペットでのアンジェリーナの右脚の“がに股”ぶりが指摘される中、カエルになぞらえてドレスの上から対照的な左脚が付け加えられたり、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)のヴァンパイア姿のブラッドの右脚にアンジェリーナの右脚を付けたものに始まり、、ダース・ベイダー、「ヴィーナスの誕生」のヴィーナス、「アダムの創造」のアダム、「最後の晩餐」のキリスト、ヒトラー、自由の女神、そしてローマ法王にまで及ぶアンジェリーナの右脚写真がネット上に出回っている。

もちろんアンジェリーナを美しいと感じ、新たなお茶目な一面が見られたという意見もあるが、一般向けのアンケート調査によれば、好意的な意見は全体の16.8%にすぎず、“馬鹿げた行為”と取る人は43%という結果になっている。さらに、ウォール・ストリート紙などのメディアからは、「アンジェリーナの馬鹿げた行動は、自分の品位を落とすことになった」と軒並み酷評されており、あのハリウッド・レポーター誌が、今回の騒動がアンジェリーナの今後のキャリアに及ぼす影響まで心配するという騒動にまで発展している。

一般的には辛口コメントを繰り返しながらも、アンジェリーナには常に賛辞を送っていたジョアン・リバースまでもが、「スリットからちらりと脚が見えるのが、最高にセクシーで品位のある美しさ。今までアンジェリーナはそうやって大スターの品位と権威を築いてきたが、自らが取った愚かなポーズのおかげで、自らスーパースターの座を降りたようなものだ」と語っており、これまでアンジェリーナ崇拝者だった業界人からは、落胆と怒りのような感情さえ感じられる。

このドレスと大胆なポーズをアドバイスしたのは、長年、アンジェリーナのスタイリストを務めているジェン・レイドだそうだが、アカデミー賞の歴史ではもちろんのこと、「後世まで語り継がれる失態」とまで書き立てられることになってしまった今、スタイリストの罪は重く、解雇の恐れまで指摘されている始末だ。

しかし、本当にこの一件がアンジェリーナのキャリアに影響を及ぼすのだろうか? アンケート調査では35.5%の人々が、「長いキャリアの中の、たかがワンシーン、放っとけば!」と、至ってクールだ。また、ブラッドやアンジェリーナ本人が公言していた、アンジェリーナのコミカルな一面が見られたという取り方もあり、アンジェリーナがシリアス路線からコミカル路線に変更する可能性もあるかもしれない。いずれにしても、今後のキャリアにどのような影響を及ぼすのかは時間が経たないとわからないわけで、アンジェリーナも「放っといて!」というのが本音に違いない。【NY 在住/JUNKO】

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