ヒュー・グラント、中国人元恋人と第一子について初めて語る
昨年、中国人女性ティンラン・ホンとの間に第一子が誕生したヒュー・グラントが、ティンランと長女について初めてメディアに語った。
英紙ガーディアンのロングインタビューで長女について質問されたヒューは、「初めて娘と対面した時は、ちょっと感情的になった。『誰にも悟られてはいけないが、赤ん坊の時期はあまり面白くないよ』と多くの人々に言われていた。よし、(感情がわかない時は)演技を通してやろう、と思っていたんだが、僕には演技なんて必要なかった。僕は娘のことがとても好きだ。素晴らしいよ。僕は、以前より良い人間になった気がする」と語っている。彼の長女は英語名と中国語名を持っており、英語名はタビサだそうで、その名を選んだのはヒューだったという。
「地球生物の主な働きの一つは生殖だ、という説は真実かもしれないね。何か、必要以上に達成感を感じるから。ナンセンスだけどね。昨日、入院している父親のところに娘を連れて行ったら、看護婦がみんなで娘をあやしているんだよ。僕は誇りを感じた」というヒューは、タビサとその母親を守るため、前もって裁判所に報道禁止命令を求めていたのだという。出産に立ち会わなかったのもメディアの目を避けるためだったが、どうしても我慢できなくて出産の翌日に病院に行ってしまったらしい。「もし、報道禁止命令が認められていなかったら、ティンランは今頃、中国に帰っていただろう。彼女は善良で、親切な人だ。面白くて、賢くて、素晴らしい母親だ。だが、メディアからひどい扱いを受けてきた」と語っている。
ふたりの交際は終わっているそうだが、しっかりタッグを組んで子育てをする意向だそうで、タビサをバイリンガルに育てるため、ヒューも中国語を勉強するつもりだという。「初心者向けの中国語の本を渡されたんだけど、まだあまり勉強していない。中国語のひどい言葉はいくつか知っているけど、赤ん坊が聞くにはふさわしくない言葉だ」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】