ブラピ乱入! フィンチャー監督の取材現場に突如登場
海外の超一流セレブと聞いて、誰を思い浮かべるだろう? そこにブラッド・ピットの名が連ねていることに異論はないと思う。先日、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のプロモーションで来日を果たし、記者会見会場には収まりきらないくらいのマスコミ陣が押し寄せた。さすがにビッグ・ネーム、恐ろしいほど数々のフラッシュが焚かれた。
海外の超一流セレブが同空間にいるというのは、映画祭やジャパン・プレミア等と同様に見ているだけで気分が高揚するもの。取材に慣れていてもやはり同様で、『ゲーム』(97)以来2度目の来日というフィンチャー監督のコメントをいただける役得な機会があり、意気揚々とインタビューしていたのだが、その取材終了間際に予想せぬことが――
なんと、あのブラピが突如登場したのだ! なぜ? 海外の超一流俳優が超至近距離にいるではないか。一瞬わけがわからない。目の前で現実に起きていることなのに、まるでDVDのメイキングを見ているような錯覚だ。ハンチング帽にさっくりとしたロンT、座る、立つ、握手するといった一挙手一投足がいちいちカッコイイ。
記者会見ならいざしらず、取材だとしてもそう簡単にお目にかかれない。嬉しいサプライズに、筆者を含め部屋にいた全員のテンションが一気に上がった。監督を迎えに来たのか、それとも自らのインタビューが一段落ついて待ちきれなくなったのか。監督の横に置いてあるテーブルに腰掛けると、いきなりジョークを飛ばし部屋全体を和ませる。しかもそのジョークがわかりやすい。さすがブラピ。さすがセレブ。
あっという間に取材時間終了。すると、自ら握手を求めてきた。評判どおりの気さくさだ。それは、道行く人々にゲリラを仕掛けたEDWIN503のCMさながら。ブラッド・ピットが支持される理由を実感できる出来事だった。(この模様は以下の動画リンクから視聴できます)【MovieWalker/堀田正幸】