ジェームズ・ボンド、愛飲酒をマティーニからビールに切り替えでファン激怒!
今年は「007」シリーズが映画化されてから50周年という節目の年だが、49年間、ジェームズ・ボンドが愛飲してきたアペリチフが、マティーニからビールになることがわかり、ファンが激怒しているらしい。
初代ボンドを務めたショーン・コネリーが、『007 ドクター・ノオ』(62)でマティーニをオーダーして以来、 マティーニはボンドの象徴となり“ジェームズ・ボンド・マティーニ”と言われて多くの人々の間で親しまれてきた。しかし、WENN.COMが報じたところによれば、「今年11月9日(金)に全米公開されるサム・メンデス監督作『007 スカイフォール』でダニエル・クレイグ扮するボンドは、マティーニではなくビールをがぶ飲みする」という。
「ダニエルは11月からオランダのビール会社ハイネケンの広告塔としてテレビコマーシャルに出演することが決まっており、映画公開日に併せて、ダニエルをイメージしたラベル付きの限定ビールも発売される予定」だそうだ。
アメリカにおいてハイネケンは、輸入ビールとしてはNo.2のシェアを獲得しているものの、そのブランドイメージはあまり高くない。今回のタイアップは、「世界中の男性の縮図ともいえるボンドは、我々のブランドイメージにフィットする」として、ブランドイメージアップとシェア拡大を狙いたいハイネケン側と、資金調達が必要な製作側との利害関係が一致したことで成立した。
しかし、デイリー・メール紙などによれば、「早くもボンドファンからは、『ボンドが神聖なるマティーニ(『ウォッカマティーニを。ステアせずにシェィク』でという名セリフがある)を捨ててハイネケンに鞍替えするのか!』『今までで一番腹が立つニュースだ。イアン・フレミングもお墓の中でさぞかし怒っているだろう』といった怒りのツイートが寄せられている」そうだ。
ダニエルがボンド役に抜擢された時も物議を醸したが、結果的にはシリーズ最高のヒットを記録している。今度のハイネケン事件の結果が吉と出るか凶と出るか、今から公開が待ち遠しい。【NY在住/JUNKO】