ケビン・コスナー「故ダイアナ妃と『ボディーガード2』の製作を約束していた」
故ホイットニー・ヒューストンのデビュー作『ボディーガード』(92)で、製作及びホイットニー扮する人気歌手レイチェルのボディーカード役を演じたケビン・コスナーは、『ボディーガード2』で故ダイアナ妃のボディーガード役を演じるはずだったそうだ。
ケビンが主演を務める米テレビヒストリーチャンネル「Hatfields & McCoys」のプロモーションのために、5月にオンエア予定の、アンダーソン・クーパーがホストを務めるトーク番組「Anderson」で語ったもの。
「ダイアナと私は、『ボディーガード2』の企画を話し合っていました。私は、ホイットニーをケアしたように、彼女のこともケアすることを約束したんです。ダイアナは、彼女のために脚本を書いてほしかったんです。私が、『興味があれば、あなたに合わせた脚本を書きますよ』と言ったら、『興味があります』と答えた」という。
『ボディーガード』は、歌手として成功を収めていたホイットニーを女優として一躍スターダムにのし上げた作品。ダイアナ妃は、ホイットニーを女優にしたケビンの力を借りて女優デビューを果たしたかったようだが、「皮肉なことに、ケビンのもとに脚本が送られてきたのは、ダイアナ妃が交通事故で亡くなった1997年8月31日の前日だった」とUsウィークリー誌が報じている。
ケビンは、2003年に米ABCテレビのインタビューで『ボディーガード』の続編について、「王妃をパパラッチやストーカーから守り抜いたボディーガードが、王妃と熱烈な恋に落ちるという筋書き」であることを明かしていたそうだが、ダイアナ妃がヒロインを演じる『ボディーガード2』を見ることができなかったのは本当に残念だ。
2007年にも続編話が持ち上がったが、今のところ計画は頓挫している模様。もともとボディーガードする対象が伝説になりうるほどの人物だっただからかもしれないが、企画段階も含めて、ふたりのヒロインが悲劇の死を遂げているとなると、今後続編で主役を演じるのは少々勇気がいるかもしれない。【NY在住/JUNKO】