故ホイットニーの娘、亡き母の伝記映画主演に立候補
故ホイットニー・ヒューストンの一人娘ボビー・クリスティーナが、ホイットニーの伝記映画で母親の役を演じることを希望しているという。
タイラー・ペリー制作のコメディドラマ「For Better or Worse」への出演が決まったばかりの女優志望のボビー・クリスティーナは、「自分なら母親の役を完璧に演じられると思っているようです。『自分ほど母親のことを知っている女優はいない』と友人たちに語っています」と関係者がTMZ.comに語っている。
今年2月に急逝したホイットニーの伝記映画は、複数のスタジオが製作を検討していると言われており、彼女がスターダムを駆け上がった1980年代から、元夫ボビー・ブラウンと結婚し、ドラッグに溺れて行った1990年代までを描いたものになるという。
主演候補と囁かれているリアーナは、伝記映画製作の企画があることを知り、「やるとなれば、それは私が生涯をかけて演じる役になるでしょうね」と、並々ならぬ情熱を感じさせる発言をして話題になった。元夫のDVに苦しんだホイットニーの結婚生活は、元恋人クリス・ブラウンからDVを受けたリアーナの過去にも通じるものがあり、実現すれば迫真の演技になる可能性もある。また、今年のグラミー賞授賞式でホイットニーの代表曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」を熱唱したジェニファー・ハドソンも主演候補と言われており、彼女なら圧倒的な歌唱力だけでなく、『ドリームガールズ』(06)でオスカーを受賞した女優としての実力もある。
一方、ボビー・クリスティーナは、オプラ・ウィンフリーの番組で「私はホイットニー・ヒューストンの娘なの。彼女の伝説を受け継がなくては」と語っており、大物スターによる主役争奪戦に名乗りを上げたようだ。【UK在住/ブレイディみかこ】