ふたりの女子高生がひたすらイチャイチャし合う、ちょいエロ自主制作百合アニメって?
地球に現れるようになった怪獣を倒すため、宇宙からやって来たメイドのメイとイドの活躍(?)を描く、自主制作のシュールなギャグアニメ「どっちもメイド」。自主制作ながら高いクオリティが評価され、ニコニコ動画で88万回再生を記録する同作の監督が手がけたラブストーリー「くっつきぼし」をご存知だろうか? 交通事故を機に不思議な力を持ってしまった主人公・川上紀衣子(キーコ)と、彼女が思いを寄せるクォーターの少女・斉藤亜綾(アーヤ)の関係を百合的なテイストで描き、一部で話題を集めたこのアニメが、4月21日よりオーディトリウム渋谷で劇場公開されている。
ちょっと過激な深夜アニメテイストも持つ本作を手がけたのは、『ハラがコレなんで』(11)の石井裕也や、『苦役列車』(7月14日公開)の山下敦弘監督などを輩出する大阪芸術大学出身の石川直哉。「可愛い女の子がいちゃいちゃするアニメが見たくて、自分で作れば理想的なそれが見られると思ったので作りました」と監督が語る本作は、主人公ふたりのキスシーンで唾液が糸を引いたり、向かい合って座っている机の下で足先でごにょごにょしたりするシーンはあるものの、直接的な描写がないため、視聴者の想像力をかきたてるエロさもある。
今回は、2010年8月にDVDが発売された前編に次いで、亜綾とその兄との禁断の関係を知ってしまった紀衣子のその後の物語が綴られる待望の後編DVDが5月11日(金)に発売されることを記念しての上映となる。一週間の上映期間中には、出演声優による舞台挨拶や石川監督の短編作品の上映、トークショーなども行われるので、興味のある方は是非劇場に足を運んでみてほしい。【トライワークス】
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