恋愛の酸いも甘いも経験した大人だからこそ楽しめる? 『僕等がいた 後篇』特別映像を公開
小畑友紀の人気コミックを、生田斗真×吉高由里子出演で映画化した『僕等がいた 前篇』(公開中)、『僕等がいた 後篇』(4月21日公開)。『僕等がいた 後篇』の公開に先駆け、女性を対象に行われた試写会上映後のアンケート調査には、21歳から60歳までが回答。作品への満足度が93%と高い結果になった。
前篇を鑑賞した人からは、「キュンキュンする」という感想が多く寄せられていた。後篇は、自分たちだけではどうすることもできない不条理な運命にさらされながらも、救いや愛を模索していく大人のストーリーとなっているだけに恋愛の酸いも甘いも経験した大人の女性から高評価を得られたのだろう。
それだけでなく、半数以上が“恋愛で苦い体験をしたことがある”とも回答した。そして、その経験を本作の登場人物と重ねたようで、「自分の体験と重なって涙が止まらなくなった」「好きな人の抱える悩みを理解せず、一方的に好きをぶつけて結局破局してしまったことを思い出した」「前篇で自分も体験と重なった遠距離恋愛。どうやって愛を育むのかと思ったけど、思っていたより矢野(生田)に辛いことがあった」という共感の声が多く集まった。
また、『僕等がいた 後篇』の公開を翌日に控え、Mr.Childrenが歌う主題歌「pieces」が挿入されている特別映像が公開された。前篇では、惹かれ合い、未来を誓いあった矢野と七美(吉高)。しかし、幸せな日々も束の間、矢野は東京へ転校することになり、離れ離れになってしまうというところまでが描かれている。後篇の舞台は、6年後の東京。大学を卒業し、出版社に勤め、忙しい日々を送る七美。七美のそばには、矢野ではなく、彼女を見守り、支え続けてきた竹内(高岡蒼佑)の姿があった。矢野の転校後、遠距離恋愛を続けていたふたりだが、ある日を境に、矢野は音信不通になってしまっていた。竹内は就活に苦戦する七美を息抜きさせようと釧路でのクラス会に誘う。矢野との再会を期待し、思い出の場所である母校の屋上に向かった七美に、竹内が衝撃の事実を告げる。竹内の告白により明らかになっていく空白の時間。それは不条理な運命に、懸命に抗う矢野の時間でもあった。
いったい、なぜ矢野は消えてしまったのか? 公開された映像にあるように、矢野庸子(麻生祐未)や、山本有里(本仮屋ユイカ)といった矢野をとりまく女性が原因なのか? そのストーリーはとてもドラマティックで、公開前に実施した試写会では、衝撃度93.5%という結果になるほどだった。また、「思った以上に矢野が抱えているものが大きかった」「人間関係が交錯してサスペンスを見ているみたいだった」という感想も聞かれ、前篇の“キュンキュン”したラブストーリーから一転しているようだ。衝撃の展開と、原作とも違う映画オリジナルの涙のラストを是非とも劇場で見届けてほしい。【Movie Walker】