濱田岳、2012ミス・ユニバース・ジャパンを前に「綺麗すぎて頭が真っ白」

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濱田岳、2012ミス・ユニバース・ジャパンを前に「綺麗すぎて頭が真っ白」

『アヒルと鴨のコインロッカー』(07)、『フィッシュストーリー』(09)、『ゴールデンスランバー』(10)の伊坂幸太郎原作×中村義洋監督コンビの最新作『ポテチ』(5月12日公開)の特別試写会が、4月25日にスペースFS汐留で開催。主演の濱田岳、木村文乃に加え、 宮城県仙台市出身で、2012ミス・ユニバース・ジャパンに選出された原綾子が、『ポテチ』スペシャルサポーターとして登壇した。

空き巣を生業とする男が、自殺願望の強い女と出会い、そこから男の出生を巡る物語が交錯していく。既に舞台となった仙台では先行公開、大ヒット中で、台湾での公開も決定している。濱田は「この映画は仙台のサポートメンバーなしではできなかった映画です。みんなすごく一生懸命にやってくれて、それを見てる僕らも気が引き締まりました」と感謝の言葉を述べると、木村も「球場のいろんな小物、横断幕だったりは仙台のサポートメンバーが作ってくださったものです。撮影は大変でしたが、皆さん終始笑顔で参加してくれました」と、熱い思いを語った。

その後、『ポテチ』スペシャルサポーターとして原綾子が登壇。映画を見た感想について、「私と同じ仙台出身の映画で、身近に感じています。人のことを気遣う気持ちや、何とかして誰かを助けたいって気持ちが映画から伝わってきました」とあふれる思いを口にした。そんな2012ミス・ユニバース・ジャパンを目にした濱田は、「綺麗すぎて頭が真っ白になりました」と顔を紅潮させると、木村も「女性としても憧れますし、わざわざ仙台から来てくださったんですよね。素敵なサポートです」と笑顔でコメント。また、濱田と原が同じ1988年生まれということで、同い年の有名人リストも登場。佐々木希、黒木メイサ、吉高由里子、野球選手の田中将大、斎藤佑樹といった名前もあり、会場はどよめいた。

最後に、濱田がこう締めくくった。「この映画のスタートは、あの日のこと(東日本大震災)です。みんなが自分たちはどうするべきなんだろうと考えたと思います。でも、見事、中村組の気持ちは一つでした。僕らは面白い映画を作ることしかできないんじゃないかと。楽しい映画を作りたいという一心で、タイトなスケジュールを楽しく過ごして、一生懸命に作った映画です」。彼が語るように、震災直後の仙台でロケを敢行した本作は、様々な人々の思いが詰まった快作となった。【取材・文/山崎伸子】

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