癒し効果も抜群! 『虹色ほたる』完成披露試写で尾木ママ&石原良純が大絶賛
ホームページ上での連載が人気を呼び、出版に至ったという川口雅幸の同名小説の映画化作品『虹色ほたる 永遠の夏休み』(5月19日公開)。その完成披露試写会が5月7日、新宿バルト9で開催され、武井証、木村彩由実、新田海統ら声優陣と宇田鋼之介監督、そして本作品の応援隊長を務める“尾木ママ”こと尾木直樹と、副隊長の石原良純が舞台挨拶に駆けつけた。
本作の主人公は、交通事故で父親を亡くし、その事実を受け入れられずにいた小学6年生のユウタ。夏休みに入り、かつて父親とカブトムシを捕りに行った思い出の場所、山里のダムにやって来たユウタは、足を滑らせ気を失ってしまう。やがて意識を取り戻した彼は、30年以上も昔の、ダムに沈む前の村にタイムスリップしてしまったことに気付き、不思議な老人からその村で1ヶ月間過ごすように言いつけられてしまう。
そんなノスタルジックな雰囲気が漂う本作を手がけるのが、テレビアニメ「ONE PIECE」シリーズのディレクターをはじめ、数々の作品で演出を務めてきた宇田鋼之介監督。その出来栄えについて聞かれた監督は「この作品では、1970年代当時の空気感を再現するため、絵の雰囲気に徹底的にこだわりました。なのでキャラクターも今風のデザインではなく、独特の柔らかいタッチで表現してあります。また、映像自体もCGを一切使わず、風景から蛍の動きまで、全て手描きで表現しました」と、自信あり気に答えてくれた。
また、本作で声優初挑戦となる武井、木村、新田らはそれぞれ「いつもは表情や動きも合わせてお芝居をしているけど、今回は声だけで表現しないといけなかったので、それが難しかった」「アニメの動きに合わせてセリフを言うのが思った以上に大変でした」といった、アフレコ時の苦労話を語った。
一方、本作品の応援隊長として、広報活動にも取り組む尾木ママは「この作品のなかでは、自然が豊かで人と人のつながりが強かった、古き良き時代の日本が描かれています。一人で見ても癒されるし、親子で一緒に見れば、家族の絆がよりいっそう強まる、本当に素敵な映画になっていますよ」と作品の魅力をアピール。同じく、石原も「小川のせせらぎであったり、青空に浮かんだ入道雲であったり、涼し気な木陰であったり、劇中には、誰でも見たことがある日本の夏の風景がたくさん描かれています。大人の方にも、それらを見て懐かしい気分に浸ってもらいたいですね」と、本作の見どころを語ってくれた。
1970年代の山村を舞台に、一人の少年の心の成長を温かいタッチで映し出した長編アニメ『虹色ほたる 永遠の夏休み』。東映アニメーションが満を持して贈る、親子で一緒に楽しめる正統派ファミリー映画の最新作をお見逃しなく!【六壁露伴/Movie Walker】