『ミッシング ID』テイラー・ロートナー「全てがチャレンジだった。肉体的にも精神的にも」
『ボーン・アイデンティティー』シリーズのスタッフが仕かけるサスペンス『ミッシング ID』(6月1日公開)で主演を務めたテイラー・ロートナーのインタビュー動画が公開された。全米で大ヒットを記録し、今なお社会現象を巻き起こしている『トワイライト』シリーズ。テイラー・ロートナーは、『トワイライト』シリーズのメインキャストの一人として、狼族の青年ジェイコブを演じ、一躍世界中のティーンの憧れの存在となった。
彼の初主演作であり、アイドル俳優から本格アクション俳優にステップアップさせる大きなきっかけとなった本作について、「脚本を初めて読んだ時は、物語に引き込まれてページをめくる手が止まらなかったよ。主人公の性格にも魅力を感じたし、展開もすごくスリリングだった」と、その魅力を語る。
ロートナー演じる平凡な高校生ネイサンは、ある日、誘拐児童を載せたサイトに13年前の自分の写真を発見。「自分はいったい誰なのか?」という疑念にぶちあたり、危険な真実を追求していく。パズルのように散らばった謎を解き明かす主人公を演じ切ったロートナーは、「全てがチャレンジだった。肉体的にも精神的にもね」と振り返る。空手の世界ジュニアチャンピオンという輝かしい経歴を持つ彼は、本作で鍛え上げられた肉体を駆使し、実戦さながらの肉弾アクションも披露している。
ロートナーには脇を固めたベテラン俳優からも絶賛の声が上がり、『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーバーからは「プロとして素晴らしかった」と評価されている。『スパイダーマン2』(04)のアルフレッド・モリーナは「この映画で彼は今までと完全に違う。見る人たちは、良い意味で驚くんじゃないかな」と印象を語り、『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(11)などに出演し、25年の役者としてのキャリアを持つミカエル・ニクヴィストですら「ユーモアがあって、自制心もあって、それに感受性が豊か。才能があることは間違いないよ」と彼のことを認めている。
カーチェイスから始まり、爆破シーン、逃走劇、格闘シーンとバラエティに富んだアクションをスタントなしでこなしたロートナーは、「楽しい挑戦ばかりで、出来上がった作品は超クールだ。一番のお気に入り作品」と自信を持って言い切った。本作の納得の仕上がりに期待せずにはいられない。【Movie Walker】