妻夫木、『愛と誠』での学ラン姿について「僕的にはイケる!」

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妻夫木、『愛と誠』での学ラン姿について「僕的にはイケる!」

梶原一騎の同名コミックを映画化『愛と誠』の初日舞台挨拶が、6月16日に新宿バルト9で開催。妻夫木聡、武井咲、斎藤工、大野いと、三池崇史監督、エンディングテーマ「笑っててくれよ」を手掛けた、かりゆし58の前川真悟が登壇した。妻夫木は、演じた太賀誠が劇中で歌った「激しい恋」がかかる中で登場し、「こんなに恥ずかしい舞台挨拶は生きてて初めて」と苦笑いしながら挨拶をした。

『愛と誠』では、妻夫木演じる不良・太賀誠と、武井演じる純粋なお嬢様・早乙女愛の激しい恋が描かれる。妻夫木は「僕31歳、(斎藤工が)30歳なわけ。で、19歳(武井咲)と16歳(大野いと)だよね。体力がなくて、正直アクションが大変でした」と激白。学ランについては「僕的には、イケる気がしました。伊原(剛志)さんの年くらいまでは」と、笑顔でコメント。

劇中で、斎藤扮する石清水弘の「君のためなら死ねる」という名セリフがあるので、キャスト陣に「●●のためなら死ねる」というお題が出された。三池監督は、今年急逝した「真樹日佐夫のためなら死ねる」と語った。三池にとって真樹は、空手の師匠で、共に映画を作ってきた同志でもあり、梶原一騎の弟でもあった。前川は「生活のためなら死ねる」と素朴なコメントをすると、パン好きの大野は「パンのために死ねる」、桃好きの斎藤は「桃のためなら死ねる」と語り、会場は爆笑。

武井は「地球人を守るためなら死ねる」と言い、「宇宙人が来て、武井咲を連れていかないと終わりだと言われたら、死んでも良いかなと」と、ぶっ飛んだコメントをし、ここでも会場は爆笑。最後に妻夫木は「作品のためなら死ねる」と宣言。「監督に言われたら、犯罪を犯さない限りは何でもできるかなって」と、役者魂を魅せつけた。

『愛と誠』は、西城秀樹と早乙女愛を迎えて1974年に映画化され、その後も異なるキャストとスタッフの手により、映画3本、ドラマ1本が製作された。今回の三池崇史監督版は、これまでにない歌って踊って暴れる異色のエンターテインメント作品に仕上がった。【取材・文/山崎伸子】

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