トム・クルーズの今後の名声とキャリアは? ケイティ・ホームズに軍配!?
ケイティ・ホームズの離婚申請は、トム・クルーズにとって、まさに寝耳に水といった印象が残るが、今回の離婚劇でふたりの今後の名声とキャリアはどのようになっていくのだろうか。
「トムのパブリックイメージは、紛れもなく急降下する」と分析するのは、新作「Reinventing You: Define Your Brand, Imagine Your Future」の著者ドリー・クラークだ。「2006年にイタリアの15世紀の古城で行われた最大な挙式は、ロマンティックであり、かつ映画のプレミアさながらの最大さで、トムに可愛い花嫁と結婚した超一流スターとしての不動の地位とイメージを植えつけるのに成功しました。しかし今回の離婚劇で、トムはそれらで得たイメージのほとんどを失うことになるでしょう」
「トムは、元妻ニコール・キッドマンと離婚した際にも、婚前契約に基づいて10年以内のぎりぎりのところで突然の離婚劇を演じ、一般の人々に疑問を抱かせましたが、ケイティとの結婚の際には、喜びのあまりオプラ・ウィンフリーのトークショウの出演中に、ソファの上をジャンプしたり、サイエントロジーを賞賛するビデオがリークされるなど、特に主婦層の女性たちからのイメージががた落ちになった事実があります。そのことで人気絶頂だったトムのキャリアも急下降しましたが、今回、ケイティが単独親権を要求していることで、再びトムの私生活や人間性が暴かれたり、疑問視されるのは、トムにとっては好ましいことではありません。結婚して子供ができても、メディアの間で根強く残っている同性愛者としての疑問も再燃することになります」とデイリー・メール紙に語っている。
銀幕の大スターであることと、私生活で良き夫であり、父親であることは必ずしも結びつかないが、一度はイメージダウンでキャリアが低迷していたトムが、『ミッション:インポッシブル:ゴースト・プロトコル』(11)で興行的大成功を収めて見事復活を果たし、今後の出演作も目白押しという状態になった矢先のことだけに、今回の離婚がトムのキャリアに大きな打撃を与えることは間違いないと分析している。
また、Radaronlineによれば、一方のケイティは「ブランドイメージを大きく上げる」ことになるという。「ケイティは、『バットマンビギンズ』『サンキュー・スモーキング』(05)以降、3年間は映画出演などの仕事を控えて、スリの子育てとトムの妻という役割に専念してきました。2008年には小さい役で映画に復帰したり、ファッションブランド“Holmes & Yang”を立ち上げ、またアーサー・ミラーの『All My Sons』でブロードウェイの初舞台を踏むなど、少しずつキャリアを復活させてきましたが、それでもトムの影の存在でしかありませんでした。今回のことで、ケイティは人々の同情をかうだけではなく興味をひき、その存在感を世間に知らしめることになります。既に数本の映画出演も決まっており、ケイティには間違いなく追い風になる」と考えられている。
TMZ.comなどの一部報道によれば、「ケイティは親権争いにサイエントロジーを持ち込むことはできないし、持ち込まなくても単独親権を得る可能性が高い」と敏腕離婚弁護士が分析しており、トムが宗教絡みで叩かれることは免れそうだが、教育方針の違いと、もともと大スターだったトムに対し、父親不在という理由がどこまで通用するのか。トムは現在もアイスランドで新作の撮影を続けているが、裁判は相当長引くことになるかもしれない。【NY在住/JUNKO】