トム・クルーズとケイティ・ホームズ、超スピードで協議離婚が成立へ

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トム・クルーズとケイティ・ホームズ、超スピードで協議離婚が成立へ

6月28日にケイティ・ホームズが一方的にトム・クルーズとの離婚を申請した際には、世間をあっと驚かせた。と同時に、ケイティが6歳の娘スリの単独親権を求めたため、スリを巡る親権争いで泥沼化が予想された。しかし、何ともあっけなく、2週間も経たない7月9日に協議離婚が成立したことが明らかになった。

ケイティの弁護士ジョナサン・ウルフが、「本件において、お互いの合意を得ることができ、同意書にサインすることで協議離婚が成立しました。ケイティと家族が新たな人生を歩みだせることをとても嬉しく思います。また我々は、トムの弁護団による精励とプロフェショナリズムによって、事態がスピーディに解決したことに感謝します」と、正式にピープル誌に声明を発表した。

また、トムとケイティそれぞれの広報からは、「娘のスリのことを第一に考えて、家族のプライバシーを守り、それぞれの信頼のもとでお互いの公約を守り、親として果たすべく義務を遂行していくことで合意しました」と発表されたが、詳細は明らかになっていない。

しかし、デイリー・エクスプレス紙に関係者が語った話によれば、「ケイティは、要望どおりに単独親権を得たようです。トムのスタッフはサイエントロジー関係者しかいないので、ケイティ側のボディーガードと乳母を一緒に同行させることを条件に、トムがスリに面会することを許可しました。それによって、スリをサイエントロジーから守ることができると考えたからです。スリが、サイエントロジーの学校はもちろんのこと、教会や関連するパーティーに参加することも禁じています。その件については、ケイティは一歩も譲らなかった」という。

この厳しい条件にトムが合意した経緯については、「トムは、共同親権を求めてカリフォルニアで離婚を申請するつもりでしたが、それはできません。ケイティが取った大胆な行動は全てが折り込み済みで、ケイティの要求を呑む以外、スリに会うこともできなくなるため、仕方なかったのでしょう。トムはケイティと直接話をしたかったのですが、それも許されませんでした。裁判所で言い争ったところで結局、離婚という結果になるのであれば、内情が表沙汰になることだけは避けたかったのでしょう。ケイティは、その辺りのトムの性格も全て計算していたはずです。トムは、スリへの養育費などはもちろんのこと、財産分与でも、婚前契約よりも莫大な額をケイティに支払うことで同意したと聞いています」と、Radoronline.comに関係者が語っており、これまでの裁判沙汰では負けなしだったトムでも、外堀を固められたうえで不意打ちをくらった今回ばかりは、どうにもできない状況だったようだ。

ケイティが一方的に離婚を申請したにもかかわらず、Usウィークリー誌が行ったアンケートでは、9対1の割合でケイティに軍配が上がっていた現状において、「ケイティは娘スリが一番大事です。トムにとっても娘は大事ですが、やはり仕事があります。今後、事態が泥沼化し、サイエントロジーや私生活が暴かれることは、トムにとってマイナス以外の何ものでもありません」と関係者が語っている通り、トムの対応次第ではせっかく復活した人気がまた急下降するリスクがあったわけで、それを考えると、今回の迅速な協議離婚は賢明な決断だったのかもしれない。

ケイティと交際を始めてからは、数々の奇行や過激発言によって、長年信頼関係があったパラマウントからも契約を切られるなどの憂き目を見てきたトム。しかし今回、トムとビジネス契約を復活させたパラマウントは、「私生活とトムのプロフェッショナリズムは別問題」としてトムを擁護しており、ケイティと縁が切れたことで、トムのキャリアに吉と出ることを祈るばかりだ。【NY在住/JUNKO】

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