『闇金ウシジマくん』の山口雅俊監督、次回作の主演女優は大島優子?「明るい幸せな役を」

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『闇金ウシジマくん』の山口雅俊監督、次回作の主演女優は大島優子?「明るい幸せな役を」

累計500万部を誇る真鍋昌平原作のベストセラーコミックを映画化した『闇金ウシジマくん』(8月25日公開)の完成披露試写会に出演者の山田孝之、大島優子、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、新井浩文、山口雅俊監督が登壇した。紅一点となった大島からお金を借りるなら、男性陣は何を担保にするかというお題に、山口監督は「(次回作に)主演女優オファー」と回答。「魅力的ですね」と目を輝かせる大島に、山口監督は「今回、ひどい目に遭う役だったので、(大島が所属する)太田プロさんからはもうちょっと明るい幸せな役を、とお願いされているんです」と、ここで裏事情を暴露。

2010年に深夜帯でテレビドラマ化され、今回の映画化につながった本作について、山田は「深夜の連ドラでは時間もお金もないなか、みんなで手探りで頑張ってきて、今回映画化できるまでになったということは、きっと面白いと思ってくれる人が多かったんじゃないかな」と感慨深げに語った。「ナニワ金融道」シリーズ、『カイジ 人生逆転ゲーム』(09)などをプロデュースしてきた山口監督は、「『闇金ウシジマくん』の映像化はテレビ局・映画会社がなかなか引き受けてくれず苦労した」と明かし、キャストについて「こういうところでプロデューサーや監督が嘘をつくんですけど(笑)。本当にこの作品は最高のキャスティングを迎えることができた」と自信を見せた。その言葉を聞いた大島は、「個性派、演技派の俳優さんに囲まれてお芝居することはすごく緊張する日々だったんですけど、監督の“最高のキャスティング”の中に(自分が)選ばれて、今、至福の時です」と笑顔を見せた。

「ハマり役だ」という声が多く聞こえる、ウシジマ役の山田は、「僕はハマっているとは思ってないんですけど、自分にできる限りのことは精一杯やったつもりです。僕なりのウシジマを楽しんでもらえれば」とアピール。一攫千金を狙う強欲な男・小川純を演じた林は、「普通に生きていては見ることのできない世界がたくさん広がっていると思います。見終わった後に日常の中の幸せを思い切りかみ締めてほしい」とメッセージを送った。

秋葉原のAKB48劇場に公演を見に行ったことがあるほど、大島の大ファンだという新井。惜しくも撮影では一緒になるシーンがなく、打ち上げの席で対面した時の気持ちを、「出たー!っと思った。今、こうやって並びにいるのが不思議」と胸を躍らせ、「最初、台本に(大島を)見てるというシーンがあったので、『この日、お会いできるかな』と思ったら、監督がなぜかそれをなくした」と不満をぶつけた。

山田は本作に込めた思いを、「いろんな視点もあって、色々考えさせられると思います。僕がこの映画で感じてほしいのは、いろんなものとの距離感。今回は特にお金との距離感を描いている。お金との距離感は難しいですよね。それは、収入や支出がみんな違うからなんです。その辺を常に意識して気をつけてください」と呼びかけた。【Movie Walker】

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