現在のドイツサッカーの発展はこの人がいなければなかった!コンラート・コッホってどんな人?

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現在のドイツサッカーの発展はこの人がいなければなかった!コンラート・コッホってどんな人?

先日、行われたUEFA欧州選手権2012では準決勝でイタリアに敗れ、惜しくもベスト4にとどまったが、FIFAワールドカップでは過去に3度の優勝を誇るサッカードイツ代表。7月4日にFIFA国際サッカー連盟が発表した世界ランキングでは2位となり、世界有数の強豪チームとしても知られている。同国のサッカーリーグ、ブンデスリーガも日本から多数の選手が参戦するレベルの高いリーグの一つだ。

だが、そんなドイツのサッカーもこの人がいなければ、現在のような状況には決してならなかったはずである。その人の名前はコンラート・コッホ。19世紀末、ドイツにサッカーをもたらし、“ドイツ・サッカーの父”と呼ばれる人物である。そんなコッホの知られざる姿を描いたのが、9月15日(土)より公開される『コッホ先生と僕らの革命』だ。

時代は19世紀末。第一次大戦前のドイツでは反英感情が高まり、イギリスで生まれたサッカーというスポーツに対する偏見も強かった。そんな時代に、ドイツ初の英語教師として、とある名門校に赴任したのがドイツ人のコンラート・コッホだった。彼は生徒たちに英語に興味を持たせるよう、サッカー用語を通じて英語を教え、同時に敵味方関係なく、敬意をはらうフェアプレイの精神、仲間を思いやるチームプレイの大切さを教えていく。

彼がやろうとすることは生徒の親や地元の名士、同じ学校の教師たちから激しい反発を受けるが、そこで彼の助けとなったのが教え子たちだった。彼と生徒たちとの絆という要素が本作では強く、そして巧みに描き出されている。まだドイツでのサッカーの歴史が200年に満たないという事実も驚きだが、そんな“ドイツ・サッカーの父”と呼ばれる人物がいたという点でも非常に興味深い一作だ。【トライワークス】

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