『トイ・ストーリー3』好きの90%以上が『メリダとおそろしの森』に満足の結果!
7月21日に封切られた、スコットランドを舞台に王女メリダの冒険を描いた『メリダとおそろしの森』。その公開に先駆けて行われたMovie Walker独占試写会のアンケートで、『トイ・ストーリー3』(10)好きだという鑑賞者のうち、90.3%が『メリダとおそろしの森』を「満足した」と回答した。
本作はディズニー ピクサー史上、初の女性を主人公にし、王女メリダの冒険を描くファンタジーアドベンチャー。馬を駆り、弓を射ることが大好きなお転婆な王女メリダの勇気と感動に満ちた家族の絆のストーリーになっている。当初は今までのピクサー作品と違い、ダークな印象も見られたため、ピクサーの象徴たる感動を生み出す作品と一線を画すのでは、と不安の声もあった。しかし、世界中を涙させた『トイ・ストーリー3』など、数々の名作を生み出し続けるディズニー ピクサーにそんな心配は必要がなかったようだ。
今回のアンケートで『トイ・ストーリー3』好きからは90.3%の満足度が、さらに本作と同じく、家族の絆を描いた『ファインディング・ニモ』(03)好きからは98%の満足度が得られた。本作の印象について、女性からは「予告で見た時は怖そうだけど、メリダは活発で、弟たちはすごく可愛くて、実際見るとイメージが変わる!」(10代)、「母と見に行きたいと思いました」(10代)、「アニメーションなので少し子供っぽいのではと思っていましたが、むしろ大人の方が良さがわかる気がします」(50代)などの意見が寄せられた。一方、男性からは「母を守るためのメリダの行動には心を打たれた」(20代)、「親子愛を確かめるためクマに変えるというアイデアがすごい。上手に描いていたと思う」(20代)と、メリダの姿に関心が寄せられた。これまで多くの作品を世界に送り出し、ヒットを記録してきたディズニー ピクサーだが、「今までのディズニー ピクサー作品の中でも最も感動的だと思う」(20代・男性)という評価も見られた。
特に主人公メリダの魅力には、行動力(活発、おてんば、自由奔放)と愛情の深さについての声が多く、男女共に共感できる、今まで見たことのない王女像が魅力的とのことだ。この感想は本国アメリカでも同様で、公開時の観客層の女性と男性の割合が6:4という結果になっており、男性層も満足する作品として、そのストーリーと魅力的なキャラクターを生み出した裏付けとなっている。
今回の試写会は字幕版での上映だったが、日本語吹替でメリダの声を演じている大島優子とメリダのイメージが近いようで、吹替に対しては「自由を求める奔放さや力強さ、愛らしさが合っているのではないかと思った」(10代・女性)、「動画で少しで見たが、思っていた以上に上手かった」(20代・男性)、「人柄がメリダと似ている気がする」(20代)と期待が寄せている声が多かった。
果たして初週は動員ランキング5位とディズニー ピクサー作品としては厳しい立ち上がりになってしまったが、これから本格的な夏休みということで追い上げに期待したい。【Movie Walker】