『Virginia ヴァージニア』は巨匠フランシス・フォード・コッポラが誘うゴシックミステリー

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『Virginia ヴァージニア』は巨匠フランシス・フォード・コッポラが誘うゴシックミステリー

『ゴッドファーザー』3部作や『地獄の黙示録』(80)と、映画界に燦然と輝く作品を作り上げてきた巨匠フランシス・フォード・コッポラが誘うゴシックミステリー『Virginia ヴァージニア』が8月11日(土)より公開される。

ミステリー小説家ボルティモア(ヴァル・キルマー)が訪れた呪われた街。そこでは、つい数日前に胸に杭を打たれた身元不明の少女が発見されたばかりだった。ミステリー好きの保安官に、この事件を題材とした小説の共著を持ちかけられるボルティモア。そして、かつてエドガー・アラン・ポーが宿泊したとされるチカリング・ホテルで起きた凄惨な事件を知る。作家は謎の少女V.(エル・ファニング)に誘われ、時にエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、現在と過去、2つの事件の真相を紐解いていく。その先に予想しえない結末が待ち受けているとも知らずに。

本作の監督を務めるフランシス・フォード・コッポラは、『レインメーカー 』(97)を最後に約10年間、映画監督業から離れていたが、そんな彼が復活したのが2007年。その復帰第一作となる『コッポラの胡蝶の夢』(07)、『テトロ 過去を殺した男』(09)を経て、映画界の若きミューズ、エル・ファニングを迎えたのが本作『Virginia ヴァージニア』なのだ。あらゆるミステリーの原点であるエドガー・アラン・ポーがモチーフの最新作がいよいよベールを脱ぐ。

夢と現実が交差し、過去と現在の事件に翻弄される本作。巨匠コッポラが描き出す美しい世界と、謎に包まれたゴシックミステリーに酔いしれることは間違いない。【Movie Walker】

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