織田裕二、『踊る』への万感の思い「少年少女の部活のようでもあった」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
織田裕二、『踊る』への万感の思い「少年少女の部活のようでもあった」

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織田裕二、『踊る』への万感の思い「少年少女の部活のようでもあった」

シリーズ最終章『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(9月7日公開)に先駆け、スマートフォン向け放送局NOTTVでサイドストーリー「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」が独占放送される。8月3日にこのドラマの完成記念試写会が丸ビルホールで行われ、織田裕二や夏帆らが会見を行った。織田裕二はクランクアップの日の万感の思いや、『踊る』シリーズへの愛着心を語った。

『踊る』シリーズをずっと見てきたという夏帆は、「係長 青島俊作2」のヒロインとして出演する。撮影中は「台本に『青島』って書いてある!って思ったり、本物が目の前にいる!ってことですごく興奮しました」とコメント。ドラマは取り調べ室だけが舞台だが、織田は「お芝居しかない怖さと共にやり甲斐を感じました。期待と挑戦みたいな感じで、いろんなものが入り交じって火がつきました」と語った。メガホンを取った長瀬国博監督も「事件が起きないテレビドラマ、サラリーマンの刑事ドラマという原点に立ち返ったものです」と作品をしっかりアピール。

このドラマの撮影で『踊る』シリーズのクランクアップを迎えたという織田。現場ではシリーズの歴代監督やスタッフが集合し、織田は感無量だったようだ。「涙は出さなかったですが、心ではもう。みんながこの作品に愛情を持ってくれていたのがすごく伝わってきて。別れがたかったです」。また、15年間続いた『踊る』について聞かれた織田は、「一言でうまく言えないですね」と考えながら、「部活のようでもあったなと。ずっとみんなが現場へ楽しみに行ってるって感覚があって。その姿は少年少女のように見えました。時には対抗試合もあったり、和気あいあいとした瞬間もあったりして。もうその部活感が味わえないと思うと寂しいです」。

前作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』(10)の公開前にも、ドコモ動画「係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!」が配信され、550万回ものダウンロード数となった。それだけに今回のドラマにも大いに期待が寄せられる。「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」は全10話となっており、8月27日(月)にスタートする。

9月1日(土)にはスペシャルドラマ「踊る大捜査線 THE TV SPECIAL」も放映される予定だ。その前に、スマホで「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」をチェックして、来るべき最終章に向けてしっかり準備しておきたい!【取材・文/山崎伸子】

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