『モンスター・ホテル』日本語吹替声優に川島海荷、藤森慎吾、クリス松村を起用
モンスターが集うホテルを舞台に、少年とドラキュラの少女の恋を描く3Dアニメ『モンスター・ホテル』(9月29日公開)。本作の日本語吹替声優に川島海荷、オリエンタルラジオ・藤森慎吾、クリス松村が起用された。川島は118歳でドラキュラの箱入り娘メイヴィスの声を、藤森はチャラい人間の若者の声を、クリスはモンスターの干し首の声を演じる。
外の世界を見たことがないような純粋なイメージということから、川島は主人公で、118年間も外界に出たことのない箱入り娘メイヴィスの声を務める。藤森は好奇心旺盛でちょっとチャラい、世界旅行中にモンスターの世界に迷い込んでしまった人間の青年ジョニーの声を演じる。超がつくほどの過保護な父のドラキュラから、118歳になったら外の世界を見せると約束されていたメイヴィスは、その誕生日当日に初めてジョナサンと出会ってしまい、いきなり「きみ、きゃわうぃいねぇー」と口説かれ、胸をときめかせる。ジョナサンがこの箱入り娘メイヴィスを本気で口説き落としてしまうのか気になるところだ。
自身と同じ年(ドラキュラの118歳は、人間の18歳と同年齢という設定)となるメイヴィスについて、川島は「とてもピュアで素直だなと思いました。しかも意思も強くて、愛らしいキャラクターだと思います」と印象を語り、「モンスターということを意識しすぎず、一つ、一つの感情を大切したいと思います。可愛く、恋する女の子を純粋に演じたいです」と意気込みを語る。自身の恋愛タイプは「私は一目ぼれしないかなあって。相手を好きになるのに時間がかかるタイプかもしれません。でも、お父さんが心配症なところは私の家と一緒!」と明かした。『ガフールの伝説』(10)などで声優経験のある川島だが、「声優は本当に難しいお仕事だなといつも思います。声だけで感情を表現したり、まだまだ未知の世界です。しかも、一人でブースに入って声を録るので、想像を膨らませないと。プレッシャーもありますが、自分らしく頑張ります。とにかく魅力的なキャラクターにできたらなと思っています!」と不安な心境を吐露した。川島は藤森の印象について、「共演させていただく藤森さんは、滑舌が良いイメージです!しかも、お会いした時はテレビより大人しい印象でした。人見知り?絶対面白い方だと思うので、共演となると楽しみです!」と期待を寄せ、その藤森は「ジョニーはとても愛くるしい奴。お調子者でお馬鹿。でも心優しい少年。そんな彼をチャラ男が演じました。見てちょーだい!」とアピールしている。
本作が声優初挑戦となるクリスは、芸能界のモンスターであり、顔が干し首に似ているということから、モンスターの干し首役に起用された。そのほか、主人公のドラキュラ役に山寺宏一、狼男のウェイン役に我修院達也、ミイラのマレー役に三ツ矢雄二と、実力派のベテランが決定している。【Movie Walker】