マドンナの発言でロシアのアメリカ人ファンが脅威の標的に!

映画ニュース

マドンナの発言でロシアのアメリカ人ファンが脅威の標的に!

ワールドツアーMDNAでは、自身のパフォーマンスが様々な物議を醸しているマドンナは、訴訟になるほどの勢いにも負けず、自らの意思を貫き続けている。しかし、次の会場となっているモスクワでのマドンナの言動は、ロシア在住のアメリカ人ファンを脅威にさらす事態に発展している。

現地時間の8月7日に行われたモスクワ公演で、マドンナはロシア人のパンクバンドで、今年2月にライブパフォーマンスの会場でプーチン大統領を公然と支持する保守派グループのロシア正教会を非難し、プーチン氏の退陣を求める発言をしたことで現在拘留中のプッシー・ライオットのメンバー3人の女性の勇気ある行動を称え、また彼女たちを支持することを表明した。

その発言に激怒した保守派グループが、8月9日にサンクトペテルブルクで行われるコンサートの中止を求めたが、マドンナはコンサートを続行することを表明している。

ロシアのアメリカ大使館筋の正式な情報としてTMZ.comが報じたところによれば、「マドンナのコンサートに行く予定のアメリカ人に正式な警告が出されました。コンサート会場で、肉体的な暴力行為を伴う被害を受ける可能性があるためです。しっかり自衛を行うように警告すると共に、会場のセキュリティーを強化する準備を整えていることが確認されている」という。

マドンナはこれまでの一連の騒動について、「自分の信念を曲げるくらいなら、アーティストを辞めた方がましだ」と強い意志を表明しているが、今回の警告は、マドンナの発言の翌日に出されたもので、ターゲットがマドンナ本人だけではなく、そのファンに向けられていることから、これまでとは少し事態が異なっている。しかし、現在のところ、マドンナはコンサートを中止する意思はないようだ。【NY在住/JUNKO】

作品情報へ