禁断の実験で甦った“フラン犬”スパーキー!『フランケンウィニー』最新映像公開
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』(93)や『アリス・イン・ワンダーランド』(09)をはじめ、圧倒的にユニークな世界観で世界中の映画ファンの心をとらえ続けるティム・バートン監督の最新作『フランケンウィニー』(12月15日公開)。本作の本予告がいよいよ公開されることになった。
本作はもともと1984年に制作された短編で、天才科学少年ヴィクターが不慮の事故で死んでしまった彼の愛犬スパーキーを禁断の実験で生き返らせてしまったことから起こる大騒動を描き出し、ティム・バートンらしい“変だけど素敵”な世界を舞台に、エッジの効いたキャラクターがエモーショナルな物語を紡ぎ出す名作だ。
ティム・バートン監督自身の少年時代の愛犬との思い出がヒントになったという、ヴィクターと無邪気な“フラン犬”スパーキーの友情を中心に、バートン作品ならではの世界観と不思議なキャラクターたちが繰り広げるダークな笑いと感動の物語が展開する。
今回の長編化に伴い、キャラクターたちもパワーアップ。ひと癖もふた癖もあるルックスと性格のユニークなキャラクターたちが多数登場するなか、公開された動画では、主人公のヴィクターが、大の仲良しだった愛犬スパーキーの死を悲しみあまり、稲妻を浴びせるというとんでもない科学実験で、スパーキーを生き返らせようとする奇妙なシーンが明らかに。しかし、それは大事件の始まりにすぎなかった。モノクロの世界の奇妙だけど愛らしく人間味あふれるキャラクターたちは、ティム・バートン監督が長年表現し続けてきた独創性がたっぷりと詰め込まれ、見る者を魅了するに間違いない。
そんなよみがえったスパーキーの7つの秘密をこっそりお教えしよう。(1)死んだことに気付いていない (2)背中の一部は可愛い水玉模様 (3)首元から電気で元気を注入(=充電) (4)ボルトから強烈な感電ショック (5)水を飲むとつぎはぎから噴水 (6)尻尾を振るとポロっと取れちゃう (7)ヴィクターは永遠の親友。
2012年の今だからこそできる最新映像テクノロジーと、温もりあふれるストップモーションアニメーションが融合、誰も見たことがない白黒3D長編映画として誕生した『フランケンウィニー』。まずは今回の動画を楽しみつつ、本作の公開を待とう。【Movie Walker】