織田裕二、男泣き!「やることやりました!」
メガヒットシリーズの最終章『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(9月7日公開)の完成披露試写会が、8月23日に東京国際フォーラムで開催。終了上映終了後、織田裕二らゲストがサプライズで再び会場に登場し、舞台挨拶を行った。割れんばかりの拍手で迎えられた織田は「最高です。本当に感謝しきりです」と語った。
登壇したのは、織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、脚本家の君塚良一、本広克行監督に加え、水野美紀、甲本雅裕、川野直輝、滝藤賢一、還山俊也、真矢みき、筧利夫の7名が加わり、総勢21名が顔をそろえた。シリーズをやってきた15年間を振り返った織田は「短いような長いような。いろんなことが実際ありましたが、今はただ感謝です」と思い入れを語った。
また、『交渉人 真下正義』 (05)のイベント以来、久しぶりに『踊る』の舞台挨拶に登場した水野。ユースケは「俺の大切な雪乃が帰ってきてくれた。(劇中の)ボルシチ、ピロシキのあたり、アドリブでした。ごめんね」と謝ると、水野は「久しぶりに現場へ行ったら、ユースケさんが適当なアドリブをしてて。これに合わせてくださいって言われ、大変でした」と笑顔でコメント。その後も「いつのまにか、夫も署長になっていて、湾岸署の皆さん、本当に主人がお世話になりました」と妻らしく挨拶をした。
柳葉は「改めて思いました。これが皆さんが支えてくれた『踊る大捜査線』です。なんてな」と、和久さん(故・いかりや長介)口調で語ると会場から拍手が。小栗は「欲を言えば、僕も湾岸署で働きたかったです」と激白すると、柳葉は「鳥飼(小栗の役)の気持ちは俺が一番よくわかります。後でじっくりと傷を舐めあいたいです」と苦笑い。
最後に織田は「感謝しきりです」と会場に訴え、「『踊る』は終わってしまいますが、いつでもそこにいます。会いたくなったらそこにいます」と語りかけた。その後、深々とお礼をし、全員に向かって「後悔ないっすね。やることやりました」と、熱い涙を流した。これで15年間の歴史の幕を閉じる最終章『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。青島俊作たち最後の戦いを胸に刻みたい。【取材・文/山崎伸子