AKB48とホラー映画は好相性!それはブレイク前のあの作品から始まった
今に始まったことではないが、アイドルとホラーの組み合わせは日本映画において鉄板の組み合わせである。特にアイドルブーム全盛期ということもあり、2012年になってからアイドルが出演するホラー映画の公開本数も増えた。そんななか、注目したいのが現在のアイドルブームを牽引するAKB48とホラー映画の組み合わせだ。
これまでに、2009年に『テケテケ』『テケテケ2』(両作とも大島優子)、2010年に『ひとりかくれんぼ 新劇場版』(増田有華)、『×ゲーム』(菊地あやか・仲川遥香)、2011年には『富江 アンリミテッド』(多田愛佳)、『縁切り村 デッド・エンド・サバイバル』(藤江れいな)、『こっくりさん 劇場版』(鈴木まりや)。2012年に入ってからも『×ゲーム2』(多田愛佳)、『骨壺』(松原夏海)、『2ちゃんねるの呪い 新劇場版・本危』(鈴木まりや)、『口裂け女 リターンズ』(大堀恵※元AKB48)といった作品が公開されている。
そして、9月1日より公開中の『ひとりかくれんぼ 劇場版 真・都市伝説』でヒロインを務めるのも、AKB48のチームK(※8月23日時点)に所属する野中美郷。“ひとりかくれんぼ”は比較的歴史の新しい都市伝説の一つで、ぬいぐるみを使った降霊術であり、本作は“ひとりかくれんぼ”をテーマに映画を撮ろうとしたヒロインが恐ろしい出来事に遭遇するという、同テーマを扱った映画作品として3本目となる。
AKB48のメンバーが、ブレイク前に大挙して出演した、2007年8月公開の『伝染歌』も、やはり“伝染歌”という都市伝説をテーマにしたホラーだった。AKB48のメンバーたちが女子高生役として登場し、前田敦子が劇中早々と自殺するシーンがあったりするなど、ショッキングな内容に加え、彼女らがAKB48のメンバーとしてAKB48劇場で歌う姿なども収められており、話題を呼んだのも懐かしいところだろう。
今後も『トリハダ 劇場版』(9月13日公開)に宮崎美穂、『ビンゴ』(9月22日公開)に松井咲子が出演しており、2012年は空前のアイドル×ホラー映画が公開される年となりそうだ。【トライワークス】