睡眠不足だと“仕事”ができない!?妙に人間味あふれるゾンビが登場
星の数ほど存在する映画ジャンルのなかで、既に不動の地位を獲得しているゾンビ映画。そんなゾンビ映画の王道を潔く突っ走った快作『カジノ・ゾンビ BET OR DEAD』が9月22日(土)より公開を迎える。同作は「これぞ、まさにゾンビ映画!」と言いたくなるような、ゾンビ好き必見の作品だ。
本作の舞台は、世界有数のカジノシティ、ネバダ州リノにあるカジノ。ディーラーを務める主人公が倉庫で仕事をさぼっていると、突然カジノ全体が大きな揺れに襲われる。驚いて倉庫を飛び出した主人公が目にしたのは、荒れ果てて誰もいなくなった店内と、街の人々が無数のゾンビによって喰い殺される光景だった。果たして、主人公はゾンビの巣窟となった街から無事に抜け出すことができるのか!?
そんな本作だが、王道のゾンビ映画とはいえ、登場するゾンビに一風変わった習性があるので注目してほしい。何と本作のゾンビは睡眠を取らずにはいられないのだ。これまでにも走ったり、思考したりするゾンビは存在したが、寝ないと活動できなくなるゾンビは初めてではないだろうか。その点で妙に人間味(!?)のあるゾンビが登場する本作だが、集団で眠るゾンビのなかを、主人公たちが忍び足で移動する場面など、ゾンビ映画のジャンルに新たな恐怖シーンを持ち込んでいるのも見逃せない。
王道を行くゾンビ映画でありながら、新たな習性を持ったゾンビが大活躍する本作。「世紀の流血映画デスマッチ」と題された企画として、モンスターたちが史上最強の座を賭けて争ってしまう映画『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』も同日公開されるので、併せて見ておきたい作品だ。【トライワークス】
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