『グリーンマイル』でアカデミー賞ノミネートのマイケル・クラーク・ダンカン、54歳の若さで死去
スティーブン・キングが1996年に発表した同タイトルの小説で、第72回アカデミー作品賞などにもノミネートされたトム・ハンクス主演作『グリーンマイル』(99)で知られる黒人俳優マイケル・クラーク・ダンカンが、レイバーデイの9月3日、入院先の病院で亡くなった。54歳だった。
マイケルのフィアンセの広報がピープル誌に明らかにしたところによれば、7月13日に心臓発作を起こしてからは完治は絶望的と言われていたそうだが、それから2ヶ月も経たないうちに、入院先の病院で息を引き取ったという。
大ヒット作『アルマゲドン』(98)、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)などに出演したマイケルは、1932年の大恐慌時代の刑務所を舞台にした『グリーンマイル』で、双子の幼女を殺した罪に問われて服役中の死刑囚で、知能が低いが優しい心を持ち、超能力で人を癒すジョン・コーフィを演じて第72回アカデミー助演男優賞にノミネートされ、2000年4月には同作のプロモーションで来日も果たしている。
ここ最近は、日本公開されたヒット作には出演していないが、巨漢の風貌と対照的な温かみのあるキャラクターで、独特の存在感を放つ個性派俳優の一人だった。【NY在住/JUNKO】
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