広末涼子が、堺雅人のモンチッチヘアに胸キュン宣言!
『アフタースクール』(07)の内田けんじの監督最新作『鍵泥棒のメソッド』の初日舞台挨拶が、9月15日に新宿バルト9で開催。堺雅人、香川照之、広末涼子、森口瑤子、内田けんじ監督が登壇。主演の堺は「この映画、本当に面白いので期待してください!」と満面の笑みで挨拶すると、香川も「内田監督作では、前2作を凌ぐ面白さ。ドキドキした展開で、幸せな時間を過ごすことができました」と、力強く語った。
映画の内容にちなみ、それぞれの胸キュンエピソードを尋ねられたゲスト陣。トップバッターの森口は「おしり」と書いたボードを披露。「この作品、かなりおしりが出てきます」と意味深発言!? 次に広末が「堺さんのモッチッチヘア!」と笑顔で言うと、堺は「そうです。モンチッチ!光栄です」と微笑み返し。広末が「私は(髪が)短ければ短いほど好きです」と言うと、内田監督は帽子を脱いで坊主頭を見せ、香川も「バリカン持ってきて!」と叫び、会場は大爆笑。
香川は、胸キュンエピソードに「広末さん」を上げた。「毎年、共演していて、『龍馬伝』ではゴミみたいな役。次の年、『世にも奇妙な物語』でちょっと好きになってくれる役になって、今回、ようやくお互いに好きになれる役をやり、やっと成就できました。この秋、舞台でもご一緒しますが、遂に僕が広末さんをふる役になりました!」。それを聞いた内田監督は、「ふたりが結ばれるって言っちゃいましたね」とネタバレに困った顔を見せた。
堺は「……」と書かれたボードを見せ、「ないんです。生まれてから一度もキュンとしたことがないのかも」と激白すると、会場がざわついた。内田監督が「この年で来たらまずいね」と突っ込むと、堺は「心臓麻痺だと思う。死を意味しますね」と苦笑い。
貧乏役者の桜井(堺雅人)は、銭湯で気を失った男・コンドウ(香川照之)のロッカーの鍵と自分の鍵をすり替える。桜井は、記憶を失ったコンドウになりすますが、実はコンドウの正体は伝説の殺し屋だった! そんな予断を許さないストーリーテリングにうならされる『鍵泥棒のメソッド』は、見終わった後、爽やかな余韻が残る快作だ。【取材・文/山崎伸子】