ゾンビ対マフィア対SWAT!台湾映画初のゾンビ映画襲来
映画ファンを中心に根強い人気を誇るゾンビ映画。ジョージ・A・ロメロ監督による1968年の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を皮切りに、国や世代を超えてゾンビはホラー映画のモチーフとして映画に登場している。近年でも『バイオハザード』シリーズなどを中心に、続々とゾンビ映画の新作が製作され続けている。
そんな世界中で愛されるゾンビ映画に、また新作が誕生した。しかも史上初となる台湾製のゾンビ映画だ。9月29日(土)公開の『Z108地区 ゾンビ包囲網』は、小説家としても活躍し“台湾の三池崇史”との呼び声も高いジョー・チェン監督の最新作。製薬会社の事故により謎のウィルスがまかれた結果、ゾンビが大量に発生した108地区を舞台に、生存者救出に挑むSWAT隊と、108地区占拠を企むマフィア、そして血肉に飢えたゾンビたちの三つ巴の戦いを凄惨な描写で見せている。
これまでのゾンビ映画で確立されたゾンビの基本に則りながら、本作ではアジア映画ならではの描写も満載だ。欧米のゾンビ映画が銃火器でゾンビに応戦するのに対して、本作ではカンフーアクションが炸裂する。「俺たちには拳があるじゃないか!」と『イップ・マン 誕生』(10)のデニス・トーや、テコンドー五輪金メダリストのチュー・ムーイェンがSWAT隊員に扮し、ゾンビに拳で立ち向かっていく姿に興奮すること間違いなしだ。
これまで世界中で作られてきたゾンビ映画とはひと味もふた味も違う台湾初のゾンビ映画。ゾンビ、マフィア、SWATによる異色の三つ巴戦はゾンビ映画ファンならずとも必見だ。【トライワークス】
作品情報へ