ほのかに香るエロスに魅了!昭和の文豪の傑作小説を日本を代表するクリエイターが映画化

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ほのかに香るエロスに魅了!昭和の文豪の傑作小説を日本を代表するクリエイターが映画化

古くから文学は映画のモチーフとなり、数多くの作品が映像化され、多くの人々に愛されてきた。キャストを変えて6回も映画化された川端康成の「伊豆の踊子」や、谷崎潤一郎の「細雪」などから、近年ではアニメ映画の傑作と呼び声の高い野坂昭如の「火垂るの墓」、実写化だけでなくアニメにもなった筒井康隆の「時をかける少女」、つい最近では西村賢太の芥川賞受賞作「苦役列車」の映画版が公開されたことは記憶に新しい。

長い文学の歴史の中で、昭和の時代に活躍した文豪たちの傑作短編6作品を、現在活躍中のクリエイターが映画化したオムニバス『BUNGO ささやかな欲望』が、『見つめられる淑女たち』『告白する紳士たち』として、3作品ずつを2編に分けて9月29日(土)に同時公開される。

豪華キャスト、スタッフが結集した本作。宮沢賢治の代表作の映像化『注文の多い料理店』は石原さとみ、宮迫博之が主演を務める。また独身青年と家主の妻の微妙な関係を描いた永井荷風の小説を熊切和嘉監督が映画化した『人妻』や、山下敦弘監督が山田孝之と成海璃子を主演に迎えた『握った手』(坂口安吾)など、注目作がそろった。

昭和を代表する文豪が描いた日本人の姿を、現代のクリエイターたちが、ほのかに香るエロスと美しい映像で切り取った『BUNGO ささやかな欲望』。時代を超えて描かれる珠玉の恋物語で、受け継がれる日本人の心を感じ取ってほしい。【トライワークス】

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