『アイアン・スカイ』の美人女優ユリア・ディーツェに男女問わずメロメロ!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『アイアン・スカイ』の美人女優ユリア・ディーツェに男女問わずメロメロ!

インタビュー

『アイアン・スカイ』の美人女優ユリア・ディーツェに男女問わずメロメロ!

9月28日に公開されるや、その奇抜な設定と、B級作品とは思えないほどのクオリティや政治風刺に絶賛の声が多く聞かれる『アイアン・スカイ』。全国40館程度の上映で立ち見や満席が出る劇場もあるほど、大いに盛り上がりを見せている。そんななか、本作を見たファンからTwitterでレナーテ・リヒターを演じた女優ユリア・ディーツェに対するメロメロなツイートが300以上!一部を抜粋すると、「レナーテが死ぬほど可愛くてやばい!」「レナーテに逢いに映画館へGO!」「『アイアン・スカイ』今年一番の輝きを放つ最高に可愛い女性レナーテことユリア・ディーツェ」「レナーテ!レナーテ!レナーテ! ホットトイズから製品化希望します!」などだ。まさに日本で人気急上昇中のユリア・ディーツェは、1981年、マルセイユ生まれのドイツ人女優&モデルで、多数のドイツ映画やテレビ作品に出演している。日本公開作は一本のみのため知名度はなかったが、本作の日本公開で一躍注目の若手女優に躍り出た。趣味がフェンシング、合気道、サーフィン、スノーボードなど、かなりのスポーツウーマンだ。今回、そんなユリア・ディーツェにインタビュー!

――16種類もの脚本を受け取っていたとか、当初設定ではレナーテがレズビアンだったとか、本当にユニークな作品ですね。そんな本作に初期段階で出演契約をしていたそうですが、出演を決めた一番の理由はどこだったのでしょうか?

「全く新しいスタイルの映画で、国際的で、スクリプトが良かったことが理由だけど、特にレナーテのキャラクターが好きだったことが理由になるわ。レナーテは人類愛、慈悲のために、途中からナチスに対抗する存在で、私自身はすごく魅了されて同感できる素晴らしいキャラクターだった。レズビアンのナチスという当初設定もとても愉快だったわ(笑)」

――本作は、あなたが一番魅力的でチャーミングでした。演じるうえで最もこだわった点や配慮した点はどこでしょうか?また様々な国籍を持ったキャスト、スタッフたちの集まりでしたが、他の共演者や監督とのコミュニケーションや面白いエピソードがあれば教えてください

「準備段階で、地球では女性らしさをいろんなものから学べるけど、月面ではそういったことができない。男性が強い世界だしね。私は、チャップリンやマリーナ・ディートリッヒから女性らしさやセクシーさを学んだのでは、と考えたの。だから、チャップリンやマリーナ・ディートリッヒの作品をたくさん見て勉強したわ。私は、いつも演じる時に動物をイメージするんだけど、今回、レナーテは“白鳥”だと思うの。醜い姿から美しく威厳を持つ姿になる。少女らしい人から大人の女性に成長して、強い女性になっていく。姿勢も白鳥のように、顎を上げて、羽が生えたように背筋を伸ばすことを心掛けたわ。みんなからはお酒の飲み方を習ったわ(笑)。オーストラリアのスタッフたちは、ハリウッドの経験が豊富で、映画制作に詳しくて。幾つもの違うメンタリティーが調和した現場は素晴らしいものだったわ」

――あなたが演じたレナーテ・リヒターは、あなたから見てどんな女性ですか?一番の魅力はどこにあると思いますか?

「レナーテは、とても素直で人類愛に富んだ人間ね。最初は、自分がナチスについて習っていたことが全て正しいと信じて洗脳されているけど、自分のいた小さい世界から出た時に、全て嘘だったと気付く。だけど、根本にある人類愛の深さは変わっていない。ジャンヌ・ダルクのように慈悲深い女性だと思うわ」

――ドイツ人のあなたにとって、ナチスを題材にした作品は何かと気を遣うと思いますが、その辺での苦労はありませんでしたか?結構、政治的な風刺もありますよね。

「ユダヤ人の友達も多く、その当時、5年間付き合っていたユダヤ人の恋人もいたから、とても複雑だったわ。でも、最終的にレナーテは反ナチになるし、構わないと思ったの。また、作品自体、ユダヤのことには触れていなかったし、その悲劇的な部分は描くべきではないと思っていたから、その点でも本作は良かったと思うわ。ユーモアを通して、反ナチを語ることはとても良いことだと思うの。一番辛かったのは、ナチスの制服を着て、腕章をつけることで、とても違和感があったわ。教室のシーンで、子供たちに話す時も『これはセリフだから。本当のことじゃないから』と、何度も子供たちに言い聞かせたのよ。純真無垢な子供たちに、あんなセリフを言うのも辛かったわ」

――本作を見た日本のファンは間違いなくもっとあなたの姿を見たいと思います。今後の作品への出演情報を教えてください

「今年の7本は全てドイツ国内だけの映画ね。いつか日本の映画にも出てみたいわ。ファイナンス中なんだけど、プエルトリコで撮影予定の『Human Factor』という映画と『Perfect Dance』というサルサダンスの映画を撮る予定なの。日本で見る機会があれば是非見てくださいね!」

人気急上昇中のユリア・ディーツェ。何と日本のファンに応援に応えるべく、本人からコメントも届いた。その内容は、某人気アニメの有名なセリフを『アイアン・スカイ』の設定にかけて、日本語でコメントしてくれているのだ。かなり貴重な映像なので、是非ご覧いただきたい!【Movie Walker】


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