空中版タイタニック!?史上空前の飛行船事故が題材のサスペンス|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
空中版タイタニック!?史上空前の飛行船事故が題材のサスペンス

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空中版タイタニック!?史上空前の飛行船事故が題材のサスペンス

第二次大戦前夜の1937年、アメリカ上空を飛行中の巨大飛行船が突如として爆発、36人の命が犠牲になった大事故をご存知だろうか?タイタニック号の沈没、チャレンジャー号の爆発と共に、史上空前の惨事として語られるその事故こそ、ヒンデンブルグ号爆発事故だ。そんな歴史上の実話を題材にしたサスペンス大作『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』が2月16日より公開されている。

1937年5月6日、史上最も豪華な飛行船と言われたヒンデンブルグ号は、当時のセレブたちを多数乗せ、ドイツからアメリカへの航路に就いていた。だが、着陸寸前に何の前触れもなく機体が爆発炎上し、到着を待ち受けていた観衆の悲鳴と共に飛行船は墜落してしまう。事故の原因については、飛行中に蓄積した静電気の放電というのが一般的なようだが、ナチス工作員によるテロだったのではないかという陰謀説もあり、未だ謎に包まれたままというのが実情のようだ。

本作では、このナチス陰謀説を下敷きに、政治的な思惑に翻弄される男女の恋が描かれている。飛行船の設計技師を務める主人公と、アメリカの石油会社の社長令嬢との許されざる恋を妨げるのは、渦巻く第三帝国の陰謀だ。

お気付きの方も多いだろうが、史上空前の大事故、セレブを多数乗せた豪華船、身分の差を超えた男女の恋など、本作にはあの『タイタニック』(97)との共通点が多く見受けられる。もちろん、ナチス問題を題材にしている点や、サンペンス風の演出がメインなどの違いはあるが、本作はまさに空中版タイタニックとも言える作品なのだ。

重さ5tにも及ぶ実物大で再現されたヒンデンブルグ号のリアリティにも注目してほしい本作。歴史に翻弄された巨大飛行船と、引き裂かれた男女の恋の行方をその目で見守ってほしい。【トライワークス】

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