阿部寛、村上ショージとの名コンビに感激!「自分の穴埋めもしてくれた」
直木賞作家・道尾秀介の同名小説を、阿部寛主演で映画化した『カラスの親指』(11月23日公開)の大ヒット祈願イベントが、タイトルの“カラス”にちなみ、新橋の烏森神社で開催。技芸上達のご利益があると言われる神社に、阿部寛、村上ショージ、伊藤匡史監督が登場。阿部は村上との共演について、「すごく嬉しかったです。これまで芸人さんとコンビを組むことはなかったし、しゃべりのプロだから、自分の穴埋めもしてくれて感謝しています」と笑顔で語った。
村上は、恐縮しながらこう挨拶。「僕は、阿部さんや他の共演者に申し訳ないなと。僕が出たことで、足を引っ張るんじゃないかと、緊張しました。今年で芸歴35年ですが、芸人がこの世界にちょっとでも参加させていただけたことは、僕の中でも一生の宝物です」。伊藤監督は村上の起用について、「ショージさんのキャスティングは、意外だという声が多かったけど、一番ふさわしい人ということで選びました」と語った。すると、阿部も「ショージさんのすごく良いシーンがあるんです。ショージさんしか出せない味がありました」と絶賛した。
また、ヒット祈願に絵馬を書いたというふたり。阿部は「大ヒットお願い!」、村上は「左手首が早く治りますように」と書いたものを披露。阿部が村上に「ヒットを祈願してくださいよ」と突っ込むと、村上は「左手がマイクを持つのも痛いくらいで。あ、でも、もっと受けると思ったんですが」と苦笑い。
2人組の中年男の詐欺師が、ひょんなことから美人姉妹とその恋人と同居することになる。この奇妙な共同生活と、詐欺の大勝負の行方がスリリングに展開される『カラスの親指』。阿部が「一般の試写会での反応がすごく良かったんです。ショージさんとのコンビネーションが思っていたより遥かに良くて。5人の群像劇の部分も面白いです」と、自信を持って放つ本作に乞うご期待!【取材・文/山崎伸子】