ハリケーンの影響で映画の撮影が異例の事前キャンセル!
至上最強と予想されているハリケーンのサンディの北上に伴い、現地時間10月29日(月)にニューヨークで予定されていたラッセル・クロウ、ウィル・スミス、コリン・ファレルなどの豪華キャストが勢ぞろいするアキヴァ・ゴールズマン監督作『Winter's Tale』(全米2013年公開予定)の撮影が、延期されることがわかった。
これまでにもカトリーナやアイリーンなど大規模なハリケーンがカリブ海諸島やアメリカなどに甚大な被害を及ぼしてきたが、今回のサンディは既にカリブ海で40人程の死者を出しているほか、これまでにない規模でアメリカ東海岸を直撃すると予想されている。29日未明に直撃を受けるといわれているニューヨーク州では、非常事態宣言を発令。これらの警告を受け、現地時間10月27日には、Googleが10月29日に予定していたAndroidイベントの延期を発表したほか、アメリカ大統領選に出馬しているミット・ロムニー共和党候補が、10月28日に予定していた遊説を取り止めるなど、様々な分野で影響を及ぼしている。
映画界においては、「警告にいち早く対応した製作元ワーナー・ブラザースの広報がDeadline.comに対し、『コリンは、10月29日からニューヨークで『Winter's Tale』の撮影を始める予定でしたが、用心のため、スタジオが『Winter's Tale』の撮影を延期することを決めたことを明らかにした』」と、WENN.COMが報じている。10月29日はコリンとジェシカ・ブラウン・ファンドレイがニューヨークで撮影予定だった。
季節外れのハリケーンのうえ、東海岸本土を襲うことは稀で、想定できない事態に陥る可能性もあることから、役者やスタッフなどの安全などを第一優先に考えた賢明な措置だと思われる。【NY在住/JUNKO】