B級ならぬZ級!?最低最悪映画が2本連続公開

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B級ならぬZ級!?最低最悪映画が2本連続公開

伝説的にくだらない映画を量産し、カルト映画ファンにはお馴染みとなっている製作会社トロマ・エンターテイメントをご存知だろうか?あのロジャー・コーマンと並ぶインディペンデント映画の巨人ロイド・カウフマン監督率いるこの会社は、1970年代から“B級”を超えた“Z級”とも呼べる、突っ込みどころ満載な作品を生み出し続けており、世界中で絶大な支持を集めているのだ。そんなトロマ社の代表作である『悪魔の毒々モンスター』(84)と、目下の最新作『チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット』(08)の2本が、「トロマの逆襲2013」と題され3月2日(土)より新宿武蔵野館で連続公開される。

第1弾として3月2日(土)から公開されるのは、ノーカット無修正完全版『悪魔の毒々モンスター』。いじめられっ子の少年メルヴィンが有毒廃棄物のドラム缶に落ちてしまい、マッチョで醜い毒々モンスターに変身。モップを手に悪党どもをなぎ倒しながら、盲目の娘と恋に落ちる。このストーリーを読むだけで頭が痛くなりそうな内容だ。描写も放送禁止ギリギリの線を軽く踏み越え、とにかく下品で最低、グロいものがてんこ盛り。公開当時からカルトな人気を博し、関根勤や安岡力也が出演している『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』(89)や、『悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル』(00)など、続編が製作され、トロマ社の代表作と呼ばれるようになった一本だ。

そして第2弾として3月23日(土)から公開されるのが、歌って踊るお下劣ゾンビミュージカル『チキン・オブ・ザ・デッド』。先住民の墓地跡に建てられたフライドチキンのチェーン店“アメリカン・チキン・バンカーズ”で、呪われた卵を食べた人々が突如ゾンビ化。巨大チキンモンスターまで暴れ出すというすさまじいもの。ちなみに『悪魔の毒々モンスター』は日本初となるノーカット無修正完全版での公開で、『チキン・オブ・ザ・デッド』も日本初公開作品であり、ファンにはたまらない企画となっている。

どちらもトロマ社の作品らしく、ある意味で大傑作と呼べる仕上がりだ。普通の映画では物足りなくなってしまった人は、荒唐無稽でぶっ飛んだカルト映画の極致を是非体験してみては!?【トライワークス】

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